就活では総合商社や外コン・大手メーカー等から内定を獲得しました。
大手就活サイトのライター経験後、自分でサイトを作って”キャリアに役立つ情報”を発信しています。
就活生の誰しもが通ることになるであろうグループディスカッション(以下GD)。
出題されたお題に対してリアルタイムに意見を出しながら、議論をまとめあげる必要がある難解なものなので、苦手意識のある方もきっと多いはず。
このようにGDに悩める就活生の方に向けて、7つの質問を投げかけながら、現状の課題洗い出しに貢献できればと思います。
本選考時、総合商社・外資コン等でGD通過率100%だった筆者による解説なので、多少は参考になるかと。
Contents
GDに関する7つの質問
それでは、みなさんのGDにおける課題を洗い出していきましょう。
7つ、質問を投げかけていきますので考えながら読んでいただければ。
- GD、ちゃんと喋ってる?
- GD、笑顔でやってる?
- GD、相手尊重してる感じ出してる?
- GD、理解できなくなったら質問してる?
- GD、議論を前に進める意見を言ってる?
- GD、きちんと反論してる?
- GD、無言の人に話振ってる?
(1)GD、ちゃんと喋ってる?
みなさんのGDにおける課題を洗い出す質問1つ目は、「ちゃんと喋っていますか?」ということ。
GDでは変な発言をして議論をかき乱してしまうのは勿論NGですが、そんな”クラッシャー状態”を避けるべく無言でいるのはもっとダメ。
そもそも喋っていなければ評価のつけようがありませんし、受かる受からない以前の段階で止まってしまっているから。
筆者も同じような悩みを抱えていたので気持ちはわかります。
ただ、GDでは意外と話すことができるチャンスがあるものです。
たとえば、アイディア出しの場面など。
「このアイディアはダメダメかな.」などと心配することなく、とにかく思いついたアイディアは口に出してみましょう。
その意見によって議論が微妙に止まったとて、それはそのアイディアを処理できなかった他人側に責任があるので。
そもそもなぜ「恥ずかしい」と思ってしまっているのでしょうか。
きっと「周りに馬鹿だと思われたくない」という羞恥心が邪魔をしているのでしょう。
ただ、周りの就活生も面接官も、初めから良い意見がでることなんて全く期待していません。
たとえ一度発言したアイディアが的外れだったとしても、その後の議論で巻き返せば良いだけ。
ぜひ、恐れず、恥ずかしがらず、果敢に挑みましょう。
(2)GD、笑顔でやってる?
みなさんのGDにおける課題を洗い出す質問2つ目は、「ちゃんと笑顔でやっていますか?」ということ。
流石に全力の笑顔をやっているのは気持ちが悪いですが、ある程度にこやかな表情でやっておいた方が良いかなと筆者は考えています。
というのも、GDで社会人が学生をみるポイントとしては「頭のよさ」だけでなく「チームワーク力」もあるので。
要は「一緒に働いていて心地良さそうかどうか」みたいなことです。
ずっとブチ切れた顔をしていたり、ずっと悲しそうな顔をしている人と仕事をするよりも、にこやかな人と一緒に仕事がしたいですよね。
なので、表情は柔らかく。GDの相手は”敵”ではなく、”仲間”と考えると良いです。
(3)GD、相手尊重してる感じ出してる?
みなさんのGDにおける課題を洗い出す質問3つ目は、「相手を尊重している感じ出してる?」ということ。
先ほども少し述べましたが、GDを一緒に取り組むメンバーは”一つのアウトプットを一緒に出すメンバー”です。
GDは、相手に勝てば良いディベートとは異なる、合意しながら話をまとめていく”ディスカッション”。
気に入らない主張をする輩が出たとて、全力で論破をしにかかるのではなく「一回意見を受け止める」「その上で丁寧に主張をなげかける」ことが大事です。
どうしても折れない相手に対しては、頼れると感じた他のメンバーに助け舟を送り、囲い込むようにしましょう。
(4)GD、理解できなくなったら質問してる?
みなさんのGDにおける課題を洗い出す質4つ目は、「理解できなくなったら質問してる?」ということ。
GDは決められた制限時間の中で答えを出さなければならないため、かなりスピーディーに展開するもの。
多少詰めが甘かったとしても、結論を出すことを優先して曖昧なまま議論が進むことが多々あります。
そんなときに「その点って本当に正しいのかな..?」と引っかかってしまうと、ずっとそこが気になって気がついたら議論が進んでいるものです。
そうこうしていると”議論においていかれている状態”となり、GDで喋れないという現象が発生しますので、遠慮なく質問しましょう。
(5)GD、議論を前に進める意見を言ってる?
みなさんのGDにおける課題を洗い出す質5つ目は、「議論を前に進める意見を言ってる?」ということ。
「GDにおける良い発言と微妙な発言の差は何なんだろう」と悩む方、答えは単純で“どれだけ前に進められたか”です。
議論はだいたい「前提確認→拡散→収束→統一」の流れで進みますが、各フェーズにおいて役立つ発言をできることが鍵。
前提確認 | お題を精緻化して、やるべきことを明確化すること |
---|---|
拡散 | 与えられたお題に対するアイディアを出すこと |
収束 | 出てきたアイディアを精査しまとめあげること |
統一 | 提案を一本のストーリーに仕立て上げること |
ザックリですが、各フェーズでは上記のような役割が求められています。
そのため、”今は〇〇のフェーズだな”と意識しながら、そのときに応じて議論を前に進める意見をだすと良いでしょう。
もし議論がどん詰まりした場合は、上記4フェーズのなかで、現状の議論で何ができていて何ができていないのかを整理してあげると良いです。
(6)GD、きちんと反論してる?
みなさんのGDにおける課題を洗い出す質6つ目は、「きちんと反論してる?」ということ。
GDはチームワーク力もみられるため、”反論してチームの雰囲気を悪くしてはならない”と考えている方もいるかもしれません。
ただ、議論というのはテーゼとアンチテーゼがぶつかってこそ良いアウトプットがでるもの。
納得できる反論ならばそのままのみこんでもよいですが、少しでも引っかかる反論であるならば、相手の意図を確認した上で自分の意見を再度伝えましょう。
(7)GD、無言の人に話振ってる?
みなさんのGDにおける課題を洗い出す質7つ目は、「無言の人に話を振ってる?」ということ。
ついつい黙っている人に対しては「意見なし」と判断してしまい、スルーしてしまうことが多いですが、良いアイディアを持っている可能性があります。
GDはメンバー全員の強みを生かしながら、個人ワークでは出せない高いアウトプットを出すもの。
色々な人の意見を取り入れれば入れるほど、多角的な考えられたアウトプットにつながるので、しっかりと意見を振ることも意識するように。
GDのうまい就活生に
この記事ではGDで意識しておきたい点についてご紹介してきました。
GDは色々とやらなければならないことがあり、あっぷあっぷしてしまう方も多いかと思います。
まずは今回ご紹介した7つの点を意識&実行することができれば、基礎動作としてはすばらしいものになるので、ぜひ意識してみてくださいね。
ほかにもGDの中級者〜上級者向けの記事も用意しているので、あわせて参考にしてください。