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GDで話せるようになるためには?
(1)日系外資業界問わず複数トップ企業から内定を獲得した実績
(2)大手就活サイトで300本以上の記事を執筆経験
(3)社会人視点での就活攻略
を武器に就活記事を書いています。
話さないとそもそも評価すらつけてもらえないGD。
どこのサイトでも「GDで話さないのは論外だよ〜」みたいな感じの対策法が載っていますよね。
ただ、「私だって本当はGDで話したいよ!でも何故か全然話せない!だから悩んでるのに。」っていう方、絶対多いと思います。
僕もこの「GD喋りたいけど話せない」という悩みを就活初期、ずっと抱えていました。
だから上記のことで悩む人の気持ち、めっちゃ分かります。
ただ、ここで「地頭が悪いからダメなんだ」って諦める必要は一切ありません。
GDってコツ掴んだり練習するだけで、一気に話せるようになるし、活躍できるので。
そんなコツをこの記事では紹介していきます。
就活生時代に「話せない状態」から「外資コンサルや総合商社のGD通過率100%」まで成長した僕のノウハウですので、ぜひ参考にしてくださいね。
就活生がGDで話せない3つの理由と対策法
まず、就活生がGDで話せない理由から考えていきましょう。
自分が出来ない理由をきちんと把握し、適切な対策をすることが成長への近道です。
GDで話せないと悩む人は以下の3パターンに分類できます。
- そもそもGDについていけていない
- GDにはついていけるけど、自分の意見が思いつかない
- GDにもついていけるし意見もあるけど、発言できない
(1)そもそもGDについていけていない
「GDのペースが早すぎて、考えているうちに議論に置いていかれるパターン」がこちら。
「最初までは分かるけど、途中から頭がついていかなくなる」っていう人が当てはまりますね。
この原因はまず、「GD中に生じた疑問を班員に質問していないこと」にあります。
ただ、就活生がやるGDってかなりテキトーなので、かなり思考のヌケモレがあるもの。
どんなに凄そうな人でも必ずそうです。
なので、「頭悪いと思われないかな?」などと心配せずガンガン質問しちゃいましょう。
たいてい皆さんが引っかかるポイントって定義の詰めが甘い場合なので、他の人も同じようなモヤモヤを抱えているはずです。
安心して質問してくださいね。
また、「GDの正しい進め方を理解していないこと」も原因として挙げられます。
そのせいで頭が混乱してアップアップになるかと。
自分の頭の中で「今はココの部分を議論している。次はおそらくあの部分だ」というように議論のフェーズを頭で整理すると、落ち着いてGDを俯瞰できるようになりますよ。
そのような状態になるためにも、まずは以下で紹介するGDの進め方を覚えてください。
GDの進め方
GDはお題を提示された後、以下のように進みます。
「居酒屋の売上を2倍にしろ」がお題だったと仮定し、一緒に考えてみましょう。
<前提確認>
「居酒屋ってどこの地域?」「居酒屋って鳥貴族とかのイメージ?」などと、言葉の定義を決めるフェーズがこちら。
みんなそれぞれイメージする居酒屋って普通違いますよね。ここをバラバラのまま議論してしまうと「あれ、居酒屋って地元の個人経営店舗だと思ってた」みたいな感じで議論にズレが生じることも。
それを防ぐため、まず前提確認が必要です。
<論点整理>
前提を揃えたあとにあるのが論点整理。
「売上をあげるためにはどんな要素が必要なのか」を考える必要があるので、「売上=単価×客数×…」のように因数分解を行います。
因数分解をすると今後議論すべき要素が分かり、GDの流れがイメージできるように。
<拡散>
拡散と書いたものの、発散な気がしてきましたね。
ここでは実際にアイデアを出してみます。
たとえば、「営業時間伸ばそう」とか「混雑を改善しよう」など。これが拡散発散です。
GDの中で一番時間を使う部分がこちらになります。
<収束>
アイデアが沢山でたら、実際にどのような施策を実行するのかを決めなければなりません。
そこで、提案された施策の優先順位付けを行います。
実現可能性やインパクトなどの指標で順位付けはたいてい行われますね。これが収束です。
<まとめ>
最後に発表がある場合は班員全員で、施策や思考フローを確認。これがまとめの作業です。
「東大生が書いたシリーズ」のGD編ではこのようなことを詳しく書いているので、ガッツリ対策したい方は是非読んでみてください。
(2)GDにはついていけるけど、自分の意見が思いつかない
「GDで何話しているかは分かるけど、自分独自の意見が思いつかない」というパターンがこちらです。
この原因は、そもそも情報のインプットが足りていないことにあります。
そもそも意見を言うためには自分の頭に知識がある必要がありますよね。
そのため、GDで良く出されるテーマ「売上を上げよ」みたいなビジネスライクなテーマに答えるためには「ビジネス知識」が頭に入っていないといけません。
就活生の多くは「新聞は読んでるけど流し読み状態」なのでしっかりインプット出来ていないからアイデアが出てこないと僕は思います。
だからこそ、「GDの提案に使えそうな知識はメモすること」を心がけてください。
新聞やNewsPicksで取り上げられた、先端のテクノロジーやビジネスへの導入事例の写真を撮ったりメモをしておきましょう。
そしてGDの前に見返しておくと良いですよ。
また、コンサルの選考に用いられるケース面接対策を行うのもオススメ。
問題を演習しているうちに、使えそうな打ち手を何度も考えることになります。
そこで考えた施策って意外と他のお題でも生きるので、ストックしておくと本番で使えますよ。
以下の参考書は実際に僕が使っていた本です。
ケース問題の解説が丁寧であり、「こんなかんじで考えれば良いのか〜」となるのでオススメ。
ただ、「面倒だ」とおもう人もいるはず。
そんなときは、そもそもGDでアイデアを出すことを諦めましょう。
GDはアイデアマンだけで成り立っているわけではなく、議論を仕切るリーダーや軌道修正役もいて成り立つものです。
せっかく議論を理解できる頭脳を持っているのですから、適宜GDの内容を整理し軌道修正役をする練習を行いましょう。
他の面でバリューだせれば全然OKです。
GDが詰まった時に「一旦議論を整理しましょうか!今回話すべき論点ってここだけど、今はそこからズレていますよね。」みたいな風に切り込むをオススメします。
(3)GDにもついていけるし意見もあるけど、発言できない
「 周りがガンガン喋っている雰囲気に押されてしまい、喋るタイミングが掴めない」というパターンがこちらです。
このパターンの原因はズバリ「良い奴すぎるから」です。
きっとアナタは相手のことを気づかえる相当優しい人物。
ただ、残酷なことに優しいだけじゃGDは勝てません。
「発言するタイミングが被ったら絶対に譲らない」「発言したそうな人がいてもそのタイミングを奪う」それくらいの気概で行くことが大事です。
遠慮した結果、発言のチャンス逃して、行きたい企業の選考にも落選なんて勿体なすぎます。
ここだけ精神論になってしまいますが、GDのときくらい「良い奴」のベール捨て去ってください。
班員への受け答えはもちろん優しくする必要はありますが、チャンスは絶対に掴むというつもりでGDを行うと良いでしょう。
GDは話せないと落ちる
この記事ではGDで話せないと悩む就活生に対して、具体的な解決策をお伝えしてきました。
少しでもみなさんに役立って入れば嬉しいです。
僕も議論に参加できない時、めちゃくちゃ悔しかったし自分に苛立ちました。
ただ、そこで悔しいで終わらせるのではなく「何がいけないんだろう?」と自分に問いかけるようにしてください。
そして改善していくことが大事。
このサイクルを回し続けていくと絶対GDも上手くいきますよ。
ぜひ、チャレンジしてください。
他にもグループディスカッション対策の記事を書いているのでぜひ参考にしてくださいね。