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GDの対策は真剣にやろう
(1)日系外資業界問わず複数トップ企業から内定を獲得した実績
(2)大手就活サイトで300本以上の記事を執筆経験
(3)社会人視点での就活攻略 を武器に就活記事を書いています。
一気に多くの学生が落ちていく悪魔のような選考、グループディスカッション(以下GD)。
デキる人とデキない人の差が歴然と出る選考です。
企業にもよりますが、3分の2の人がここで落ちていきますよね。
「たまに落ちるけど大体通るから大丈夫」。
そう思っている人、危ないですよ。
本命の企業になると緊張して本来の力が出せないこともありますし。
だからこそ、本命までにGDの選考通過率100%という状態にしておきたいところ。
この記事では「平凡な就活生がGDで勝ち抜くポイント」を解説します。サマーまで勝率6割だった僕がオータム以降GDで落ちなくなったコツです。
良かったら参考にしてください。
ガチでGD強い就活生には気をつけろ
本題に入る前に知っておいて欲しいことがあります。
それはGDが猛烈に得意な就活生がいるという事実です。
それは別に「東大理系院生」とかそういうものではありません。
もちろん、めちゃくちゃ優秀ですが。
本当に強いのは「起業経験者」や「長期インターンガチ勢」です。
実際にビジネスを回したことがある学生は、注目するポイントとかが鋭すぎる。
サークルで議論が得意な方だった僕ですが、サマーインターンの選考で彼らに会い絶望しました。
「中にはそういう人もいる」と割り切り、無理に食いつこうとしないでください。
彼らとは違うバリューを出すことに集中しましょう。
GDで勝ち抜くための4つのポイント
それでは、平凡な就活生がGDで勝ち抜くための意識することを解説します。
以下の4つです。
- 無理に議論をしきろうとしないこと
- さらっと書記のポジションをとること
- 本気でビジネスをしていると思うこと
- 純粋に楽しそうにすること
(1)無理に議論を仕切ろうとしないこと
リーダー役をやってしまうと、間違いなく途中で息切れします。
また、途中から議論がハイスピードになると、ただの書記役になってしまうことも。
他の就活生はアイデアを考える余裕があるのに、自分は仕切ることで精一杯という状況になりかねません。
だからこそ、「議論を一歩後ろから見ている冷静マン」になりましょう。
議論のリードは他に任せ、自分は論点を整理したり軌道修正役を徹底することが大事。
議論が拡散したら、すかさず「一回論点を整理しよっか」と発言し「陰の支配者」として暗躍します。
そのうちチームからも「彼なら頼れる」という目で見られ、議論を進めやすくなりますよ。
ただ、冷静マンになりすぎて無言になるのもダメ。
アイデア出しとかでしっかり最初からチームに貢献してくださいね。
(2)さらっと書記のポジションをとること
書記のポジションは意外とおすすめ。
でも、ただの「板書係」にはならないようにしましょう。
議論を整理しつつ、みんなの注目を集める書記になることが重要です。
僕が書記をおすすめする理由は、議論の状況を一番理解しやすいポジションだから。
書記って議論を紙に書いていきますよね。
そして皆がその紙を中心に議論を進めていくことに。
ただ、その紙の内容を全て理解できている人は意外と少ない。
どこかで躓いている間にどんどん議論が進み、もうついていけないという人も班には結構います。
そうなればもうダメ。
でも、書記になればそんな心配ありません。
自分が書いた内容=班の理解になるので、常に自分の理解が班の理解と一致します。
これでまず「話についていけなくなった」というリスクは防ぐことに成功。
おまけに自分がペンを持っているので、一番自分の理解を図示できます。
これによって「自分の思い描いた方向に班を導ける可能性」がグッと上がるのです。
チームを支配できる書記のポジションはかなり有利ですよね。
では書記になるためにはどうするか。
別に無理して紙を奪いに行く必要はありません。
GDが始まったら、手元の紙に「みんなが読める程度キレイな文字で」状況を図示していきましょう。
その際にツリーとかをつくって分かりやすい体裁にすると良いです。
その後、「ここの論点まだ議論してないよね」などと言いながらその紙を全体に見せる。
こうなればもう自分の紙が主役になるので、書記ポジで立ち回りましょう。
(3)本気でビジネスしていると思うこと
これが意外にも重要。現実だと思って真剣に考えましょう。
例えば、「老舗お菓子メーカーの売上を上げよ」がテーマだとしますよね。
そこで「じゃあVRとか使った広告打ちましょうよ」とか言うのは簡単です。
でも、それ実際にやるとめちゃくちゃ大変じゃないですか?
新しくエンジニア雇ったり、工数すんごいかかりますよ。
こういう意見が出た時に「それ現場にかなり負担かかりますよね?」とか「お客さんって本当にそれ喜ぶんですかね?」みたいな事言えると強いと僕は思います。
またそこで相手の意見を潰すだけじゃなく、対案を必ず提案してチームに貢献しましょう。
(4)純粋に楽しそうにすること
非常に単純ですが、なんだかんだここが一番重要かもしれません。
議論してるときって顔がガチになりがち。
時間が無いのに話が煮詰まったりしたら、チームで嫌な雰囲気漂いますよね。
そこで明るく振る舞い「考えること楽しい!」という雰囲気出せていると「こいつやるなあタフだ」という評価を受けます。
チームのみんなの雰囲気明るくできるやついたら、一緒に働きたくなりますよね。
「一緒に働きたい」と面接官に思ってもらえるよう、GDを出来る限り楽しんでください。
本命のGDに挑む前しておきたい3つの準備
ここまでGD本番で意識したいことを書いてきました。
もちろん本番が一番重要なのですが、準備段階でも出来ることはあります。
ここでは、本命のGDに挑む前にしておきたいことを解説。
(1)ケース面接対策
コンサルの面接に用いられるケース面接。
たとえコンサルを受けないとしてもGDのために対策することをおすすめします。
なぜなら、ケース面接は1人版GDのようなもんだから。
ケース対策をしていると、課題を整理する力や、打ち手を立案する力もつきます。
GD本番でお題言われた瞬間になんとなくゴールまでの道筋見えてたら、めちゃくちゃ有利になると思いませんか?
ぜひ、対策しておきましょう。僕は実際に外コンを受けて内定を頂いたのですが、以下の2冊だけやっとけば十分でした。
(2)日頃からニュースをチェック
毎日ニュースをチェックすること、めちゃくちゃ重要です。
GDってよく「新規事業だ〜」とか「既存事業をこうしろ〜」みたいなテーマ聞かれますよね。
そんな時にめちゃくちゃ役立つのが「テクノロジー」と「ビジネス」のニュース。
「そういえば最近〇〇ていうのあるよね。これを応用して〇〇なのどうかな」とか言えたら強いです。
自分では一から考えていないけど、社会を賑わすような良いアイデアを自分の手柄にできちゃったりも。
僕は就活生時代、NewsPicksつかって空き時間常にニュース漁ってました。
日経新聞も読んでましたが、こっちの方が効率的にニュースインプット出来たと思います。
(3)GDに慣れておく
本命のGD前に練習をしておくことは大事です。
GDはその時々でメンバーが違います。
中には強烈なクラッシャーがいる場合もあり、その人の対応に手こずることも。
だからこそ、どんな状況でも上手いポジションを確保できるようになるコツをつかむ必要があります。
たまに、軌道修正役をやろうとしたらポジション被りする場合もあることも。
そんな時その人からその役目を奪えるようになるかは場数がものを言うので。
そのため、コンサル志望では無くとも、コンサルの選考を受けてGD慣れすることがおすすめ。
日系企業の学生よりもなんとなく気が強そうな論客が集まるので、彼らを押さえられるようになっていればもう大丈夫。
戦略コンサルはなかなかハードルが高いですが、総合コンサル(PwC、KPMG、AC)あたりはGDも選考途中にあるし練習になりますよ。
下記では外資コンサルの攻略法を書いているので参考にしてくださいね。
GDはしっかり対策をしておこう
この記事ではGDを勝つ抜くためのポイントと対策法を解説してきました。
GDは面接に行く前にガッツリ絞り込みが行われる選考。
いくら強い志望動機があったとしても、面接にたどり着けなければ何もアピールできません。
だからこそ、しっかりとGD対策をして本命企業の入社に近づきましょう。
ぜひ、この記事で紹介したポイントを生かして、GDで勝ち抜いてくださいね。