企業からスカウトが届く逆求人のパイオニア「OfferBox(オファーボックス)」。
就活生の頃あんまりスカウトサービスには頼らず自力で就活をしていた筆者ですが、一応OfferBoxも使っていたのでこの記事で体験談をご紹介しつつ、ネットでの評判もまとめてみました。
最初に結論を言ってしまいますが、ワンキャリアなどの内定者ESや選考フローが掲載されているサイトほど必須なツールではないです。ただ、「有名企業からオファーが来る可能性」は魅力的ですし、「適性検査」は自己分析にも使える水準ではあるので、「便利は便利」かなと思いました。
登録しておいて損はない、まではいいませんが利益を享受できる学生は多いと思います。ここから詳細レビューしていきますので適宜参考にしてください。一応おすすめするような文脈になっているので責任持って上手な使い方も最後らへんに紹介しておきます。
【体験談】OfferBoxを使ってみて
「割と的確な性格診断が受けられるらしい」。筆者が就活をしていた頃、こんな噂を聞きノリで登録してみたのがOfferBoxでした。今でこそビックネームの企業からスカウトが届く!みたいな立ち位置にはなっていますが、筆者の頃は全然。
現状のOfferBoxバナー
経産省・資生堂などはあった気もしますが、基本ベンチャーばかりだった印象。たまに某財閥系商社からスカウトが飛んできて「!?」なんて驚いたものでしたが、基本スカウト機能は使わず。
誰もが知っている大手企業だけ返信して興味があればチェック⇨誘われたインターンをチェックしてみる程度の使い方をしてました。あまり有名でないベンチャーや中小企業はたくさんオファーをくれるるのですが、当時「大手至上主義」だった筆者からすると興味すら湧かず。
そんなわけでオファー機能は「就活にはなくてはならないものだった!」などとは全然思ってなくて、「お、いい企業から来たじゃん。ラッキー」程度のものでしたと。一応登録しているだけのメリットは享受できていたかなという印象です。
その人の目的によりけりかなと。筆者みたいな「超有名企業狙い」だったり「いきたい企業/業界が決まっている人」はスカウトを待つより自分でアクションを起こした方が成果に直結しやすいかなと。プロフィール書くのも正直怠いですし、やはり必須なツールでない気がします。
一方、「まだいきたい企業わからない」「超一流企業以外いきたくないなんてことはない」みたいな方には良いと思います。というのも、いろいろな業界/企業規模の会社からポンポンスカウトが届くから。スカウトを受ける中で知らない業界についても知れたり、視野を広げるのには機能すると思いますので。
適性診断ツールのAnalyzeU+は普通に参考になりました。就活生はインターン選考などのWEBテストで適性検査自体は受ける機会があるものの、その結果は開示されないのでヤキモキすると。
その点OfferBoxの適正診断は本番と同様の設問量(250程度)で、かつ結果をある程度開示してくれるので、普段の回答でどう評価されているのかがわかるので。
(参考)AnalyzeU+
正直、もっとデータ開示できるんじゃない?と思うくらい診断結果はシンプルです。この点、キミスカの方が診断結果は丁寧なので劣るかなと思いますが、まあ設問数の多さに起因する精度の高さはOfferBoxが頭ひとつ抜けているのでおすすめはできるかなと。
自己分析のために客観的なデータが欲しかったり、WEBテストの性格診断対策がしたかったり、純粋に診断系が好きな人は一回やってみてもいいかなとは思います。
以上、筆者のOfferBox体験談でした。スカウトツールを使わずとも就活は完結できるので「絶対登録しろ!」なんてほかの就活サイトみたいにゴリ押しはしませんが、ニーズと用途によっては役立つと思います。というのが結論。
OfferBoxの評判と口コミまとめ
ここからはOfferBoxに対する就活生たちの評判・口コミを紹介しておきます。
ご存知かもしれませんがYahoo!リアルタイム検索というのを使うと、特定キーワードを含むSNS上の呟きを、ポジティブなものかネガティブなものか分析してくれるツールがありまして。それを使うとOfferBoxのポジネガ比率は直近30日で下記のようになりました。
ポジティブ7割弱なので結構良い文脈でOfferBoxについて言及しているTweetが多いようです。なかには業者がゴリ推ししているTweetもチラホラみられましたので、就活生単体でいくと6割くらいには下がるかなと。ただ、他の就活サービスと比べるとかなり良いスコアになっているので「クソサービス」でないことは確かです。(同時期、マイナビはネガ55%)
まずネガティブな文脈の投稿を抜粋してご紹介します。目を皿にして就活アカウントのツイート見ていましたが、全部あげるとキリがないのでネガな投稿に共通して見受けられた「オファー届いた企業が微妙」という投稿実例です。
OfferBox まじで固定残業代40時間分みたいなとこからしかオファー来ない
— ドクダミ 23卒 (@Dokudami23) March 3, 2022
offer Box介護業界からばかりくる、、
— らあめんたべ隊 (@E6piyKFL1rdgYes) February 24, 2022
ノリでOfferBox登録したら祝日なのになんかきた!
オ ー プ ン ハ ウ ス
— しぇきの (@SYEKINO) January 10, 2022
つづいてOfferBoxに対するポジティブな投稿例。色々ツイートみていましたが、かなり多くの就活生がベタ褒めしているなあという印象。筆者が辛口すぎたのか、それともOfferBoxが成長したのか。
多くのツイートで共通してみられたのが「意外といい企業からくる」「特別選考に招待されて嬉しい」「適性検査がつかえる」など。
offerboxでオファーしてくれた会社調べたらめちゃくちゃすごいところだったんだけど!!!????
志望業界だったし素直に嬉しい— たみ@23卒 (@sw0dng) November 19, 2021
22卒が実際使っててよかったと感じたアプリ📱
逆オファー型アプリ(OfferBox、dodaキャンパス、キミスカなど)
メリット
・効率的に中小企業を知れる
・自己アピールの練習になる
・特別選考に招待されることもあるなど…「オファー=優遇」ではないので要注意⚠️#23卒 #23卒と繋がりたい #24卒
— 林@Pando🌱 (@hayashi_pando) October 28, 2021
offerboxで受けられる適正検査ef-1gだし、自分の手元に結果置いておけるから自己分析に使える!!!感動🥺#OfferBox
— まーがりん@24卒 (@butter_24g) February 27, 2022
自己分析に使えるは同意ですね。繰り返しにはなりますが個人的にはそんなにスカウトツールから恩恵を与れなかったタチなので、こうした口コミ・評判をみているともっとうまく使えば良い思いができたのかなと反省してます。
OfferBoxおすすめの使い方
最後におまけ。筆者がOfferBoxをいまから使うならこう使う、という使い方だけ紹介しておきます。主に下記2点。
- 適性検査、全部本音で答える。
- ES、真面目に書きすぎない。自分らしさ全開で勝負。
ついつい適性検査なるものは「ちょっと良い自分」を見せてしまうとしがち。WEBテストとかだと特にそうだと思うのです。ただ、そんな嘘偽りの結果を出しても自己分析にも使えないし入社後フィットせずに苦労するし。
OfferBoxはせっかく良い適性検査を積んでいて、かつ「選考に落ちる」なんてリスクは通常就活と違ってないので、本音の回答をしてみてはいかがでしょうか。筆者ならそうします。
また、ESも基本就活生みんなド固いですよね。OBOG訪問受けてても「もっとこの人らしさ全開で書けばいいのに..絶妙につまらないし他のひとと変わらないよくあるやつ..」なんてケースが多々あります。
普段の選考は「絶対に落ちられない勝負」なので安パイでそういう道を選ぶのも戦略のひとつですが、OfferBoxは落ちるものではないので感情とか個性もろだしの文章を書いてみてはいかが?と思います。その方が筆者含め社会人は興味を持つので。
そんな感じですかね。ぜひ実践してみてね。
以上、OfferBoxの感想と評判でした
ここまで読んでくれた就活生の方、ありがとう。
中立的な立場なのでOfferBox絶対に登録セヨ!なんてゴリ押しはしませんが、この記事を読んで使えそうだなーと思うならば試してみてはいかがでしょうか。
他にも自己分析につかえる性格診断ツールだったり、ほかのスカウトツールのレビューだったり、就活攻略記事だったりを書いているので、ぜひ。それでは。