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【ESにおける短所の書き方】設問の意図・回答のポイントも解説!

短所の書き方をまとめた記事のイメージ

たまにESで聞かれるものの、なかなか回答の仕方が難しい「短所」に関する設問。

どこまで自分の短所を曝け出して良いのか、どのような書き方にすれば良いのかなど、悩まれる方も多いことでしょう。

 

短所のES設問はどういう意図で聞かれているんだろう..
損をしない短所の書き方が知りたい!

 

上記のような思いを抱える就活生の方に向けて、この記事では「短所の書き方」に焦点をあてて解説します。就活では総合商社・外資コンサル・大手メーカー等から内定を獲得したノウハウですのできっと参考になるはず。

 

higma
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まずはESにおいて短所を聞かれる理由から整理していきましょう

 

ES短所の設問意図を知ろう

まずは「なぜESにおいて短所設問の意図」について。下記のような理由から、ESでは短所に関する質問がされています。

 

  1. ミスマッチを防ぐため
  2. 自己理解力および改善力を見定めるため

 

詳しく解説します。

 

①ミスマッチを防ぐため

ESにおいて短所が聞かれる理由1つ目は、企業と就活生のミスマッチを防ぐため。

たえとば、とある証券会社が「厳しい環境下でもへこたれずに営業し続けられる人間」を求めているとしましょう。この企業に下記のような就活生が面接にきたらどうなるでしょうか。

 

長所はコミュニケーション力です!誰とでも仲良くなれます!ただ、「諦めやすこと」が自分の短所です。難しいと感じたらゲームから降りることがたまにあります

 

営業人員なのでコミュニケーション能力が高いのは良いことですが、飛び込み営業で何十回何百回とトライアンドエラーが求められる証券会社において「諦めやすいこと」は致命的な要素に思えますよね。

運良く採用されたとしても、厳しい環境に耐えられず早期退職するtこととなるでしょう。ESではこうした決定的なミスマッチを防ぐため、短所の設問が設けられています

 

higma
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企業ではそれぞれ「活躍する上で絶対に欠かせない要素」なるものが設定されていて、他の能力がいくら高くても、該当要素が欠落していれば採用は見送られることが多いと。

 

②自己理解力および改善力を見定めるため

ESにおいて短所が聞かれる理由2つ目は、就活生の自己理解力および改善力を見定めるため。

短所というものは色々と生活や仕事をしているなかで突発的に、もしくはじわじわと発揮されてしまうもので、ときにトラブルや悪い結果を生み出してしまうものです。

ただ、自分自身で短所を自覚できていると悪い方向に転びそうな予感を察知することができ、事前にミスや軌道修正をすることができます。しかし、きちんと自分自身のことを分析し理解できていないとそうした行動はとることができないでしょう。

自分という人間を理解し、弱みを自覚した上で短所によるネガを防ぐことができる人間なのか、コントロールする能力もES短所では見られていることを覚えておいてください。

 

higma
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以上がES短所の設問意図でした。意図をしっかりおさえられたら、どのような短所を書くべきなのか考えていきましょう。

 

ES短所の設問では何を書くべきか

では、ES短所の設問では何を書くべきなのか。選考におけるゴール次第で書くべきことがわかるので一旦場合わけして解説します。

 

  1. 本当に自分が向いている企業で働きたい場合
  2. 志望企業の内定がとりたい場合

 

①本当に自分が向いている企業で働きたい場合

まずは、本当に自分が向いている企業で働きたい方の場合。

この場合は自分自身が純粋に「最も短所である」と感じる要素を記載すればOKです。ESを見た面接官が向き/不向きを判断して、自動的にみなさんが活躍できる企業のみが書類選考に通過するので。

ただ注意点としては、どの企業からも「社会人として決定的に欠落している」と判断される短所を正直に書くと、書類選考は絶望的であるということです。たとえば「遅刻癖がどうしても治らない」「ついカッとなってしまう」など。

流石に上記のようなことを書く就活生はいないと思いますが、「絶対ダメ人間じゃん」と思われる短所は選考通過率をグッと下げるリスクがあることは覚えておいてください。

 

②志望企業の内定がとりたい場合

つづいては志望企業の内定がどうしても取りたい!という方に向けて。まずは採用HPや人事部インタビュー記事などを通して「企業の求める人物像」を把握しましょう。

その上で、「求める要素」の逆である「企業の求めていない人物像」を言語化し、絶対に書いてはならない地雷短所を明らかにしておくこと。

地雷短所が把握できたら、あとはみなさんの短所のうち、当たり障りのなさそうなものをピックアップすればOK。

ただ、あまりにもしょうもない短所(たとえば”完璧を求めすぎちゃうんです”みたいなほぼ自己PR)ではなく、本当にみなさんが課題だと感じている短所をかくことをおすすめします。「自己分析が浅いから自分の短所を理解できていないな..」などと思われるので。

 

higma
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あとは他のES設問との整合性がとれているかも注意しておくこと。たとえば「粘り強さ」を長所として訴求している人なのに「打たれ弱い」という短所だと違和感がありますよね。一貫性のある回答を心がけるようにしてください。

 

短所に関するESの書き方

ここまででみなさんはESの短所に関する設問に回答するための「材料」が集められました。それでは、ここからはES短所の書き方について。

下記のステップで短所をまとめていきましょう。

 

  1. 結論:私の短所は〇〇だ。
  2. 具体:たとえば、**という状況で**のような行動をやってしまいがち。
  3. 対応策:だからこそ、Dを通して悪い結果に転ばぬよう気をつけたい。

 

ES短所の書き方STEP①:結論

どのES・面接の回答にも共通することですが、まずは結論から述べましょう。

短所というものは後ろめたいものなので、ついつい長々と言い訳がましく説明してしまいがち。ただ、結論をすぐに言わないと「で、結局なんなの?」と聞き手が迷子になってイラついてしまいます。

なので、簡潔「私の短所は〇〇だ」と短く言い切ってしまいましょう。

 

ES短所の書き方STEP②:具体

つづいては「たとえば、Aという状況でBのような行動をやってしまいがち。」のように、具体イメージを膨らませてあげましょう。

設問で求められている文字数が多い場合は、「実際に**の活動において**のようなことをしてしまった経験がある」など、具体的シーンのお話を加えてあげると良いです。

 

ES短所の書き方STEP③:対応策

具体的なお話をした後は、短所に関する課題意識を述べた上で改善のために意識していることを伝えましょう。

きちんと自分の短所によるリスクを把握していて、コントロールする意思があることを伝えることで、相手に安心感が生まれるので。

 

higma
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以上がESにおける短所設問の書き方でした。

 

短所を実際に書いてみよう

以上、この記事ではESにおける短所の設問での書き方をご紹介してきました。

今回紹介した書き方をベースに一度文章を作成してみてください。きっと直ぐに納得感のあるまとまった文章は書けないと思うので、徐々にブラッシュアップしてきましょう。

ただ、ESにおける短所の書き方はわかったものの、いざ書いてみると文章に落とし込みづらかったり、「この短所で本当に良いのか?」と決めきれなかったりするものです。

 

higma
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自分では「短所はそんなにない。平均的になんでもできる」と思っていても周囲の就活生と比較すると意外と短所だった、なんてことも。

 

まだ自己分析がやりきれておらず、「これが私の短所だ!」などと言語化できていない方は自身の特徴を定量化してくれる性格診断ツールを用いて短所を導き出してみることをおすすめします。

 

性格診断の例

キミスカの性格診断画面

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それでは。

 

性格診断サービスまとめた記事のアイキャッチ画像
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higma
マスコミ業界で磨耗している20代社会人。 就活では総合商社・外資IT・外資コンサル・日系コンサル・飲料メーカーから内定獲得。日系大手企業の内定を、最小の努力量で獲得するためのミニマルな就活メディア「サクシュー」を運営しています。
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