大学生になると当たり前のように始めることになるアルバイト
おそらくこの記事のタイトルにつけらている「大学生 バイト おすすめしない」と検索された方は、下記のような思いから検索をされたことでしょう。
筆者も学生時代、同じような思考からググり、つまらなさそうなアルバイトを避けるために情報を収集していました。
ただ、この記事でみなさんに伝えたいメッセージは「アルバイト自体をそんなにおすすめしませんよ」「アルバイトをやったとしてもMAX2年まで」ということ。
偏った意見であることは承知の上ですが、「大学生は必ずアルバイトをするもの」という固定概念を崩すことができればと思います。
大学生にアルバイトをあまりおすすめしない理由
大学生にバイトをおすすめしない理由
早速ですが、筆者が大学生にアルバイトをおすすめしない理由をご紹介します。
大学生にバイトをおすすめしない理由は下記の通り。
- 一定時間経過後、ただの作業ゲーになりがちだから
- 理不尽な仕打ちを受ける機会が比較的多いから
(1)一定時間経過後、ただの作業ゲーになりがちだから
筆者が大学生にアルバイトをおすすめしない理由1つ目は、一定時間経過後、ただの作業ゲーになりがちだから。
アルバイト始めたての頃は全てが新鮮なため、大変ではあるものの学びのある時間を過ごすことができます。
はじめはマニュアルを見ながらアタフタと業務をこなしていたけれど、次第にマニュアルを見ずともサクサクとこなせるようになった瞬間は非常にやりがいが感じられるものです。
ただ、そんな「やりがいのある時間」は長続きしません。
結局、アルバイトというものはマニュアルをこなす以上でも以下でもなく、コンスタントにマニュアルをこなすことを求められるものなので。
某カフェチェーン店でのバイト経験(前半)
難関バイトと呼ばれるカフェに無事合格し、都心の店舗のオープニングスタッフとして働くことになった筆者。
はじめての接客+ドリンク作成経験ということもあり、始めたてはかなり大変だったものの全てが刺激的でした。
当初はお客さんからバチバチにクレームを入れられたり、店長から怒られたりでも落ち込むことも。
ただ、次第に接客業務をうまくこなせるようになり、ドリンクも瞬時に作成できるように。
トレーナーとして新人育成を任さたり、特別なエプロンを着用する権利が与えられたりと順調に成長を遂げ、やりがいのある日々をおくります。
すごく充実したアルバイト生活を送っていますね。ただ、ここから変化が起きます。
某カフェチェーン店でのバイト経験(後半)
1年と少しが経過した頃、筆者は店舗のベテラン的存在に。
接客もドリンク作成も新人教育も、スラスラとこなすことができてしまいます。
アルバイトは苦労なく、何も考えなくとも業務が遂行できる状態になりました。
店長からはアルバイトスタッフのシフト管理なども任されるようになりましたが、アルバイトで任せられることはせれが限界。
新しいドリンク企画などもやってみたいですが、店舗は所詮、本社からの通達をうけて商品を提供するのみ。
「もっとこうすれば良いのに」という作り方も思い浮かぶものの、「マニュアルがこれだから」と跳ね返されることも。
初めのころの新鮮さ・やりがいのあったアルバイトは、ただシフトをこなすだけの時間になってしまいました。
以上、筆者のアルバイト経験でした。
比較的アルバイトの自由度が高く、成長ができる場所として有名なところでアルバイトをしておりましたが、物足りなくなってしまったというお話です。
何が言いたいかと言うと、結局アルバイトは「マニュアルのあるルーティンーワーク(おなじ作業の繰り返し)」でしかないということ。
バイト先社員はレベル100まで楽しめるゲームをしているのに、アルバイトは「レベル50でカンスト」という上限が設定されているので、すぐにゲームクリアになってしまうのです。
みなさんがそう思うならばそれでも良いと思いますが、その思考だと就活期に苦労することになるので要注意です。
というのも、就活では下記のような経験が高く評価されるから。
- 難しい課題に全力で取り組んだ事
- 自らの工夫で状況を変えた事
- 普通の大学生がやっていないような事
アルバイトはその点、「③多くの大学生がやっている」、「①難易度の低いルーティーンワーク」を「②マニュアル通りにこなした」という残念な結果になりがち。
就活になると「アルバイトのエピソードだと弱い!」と気が付き、必死に経験を盛るのですが、面接官にはすぐ見透かされてしまいます。
「接客を工夫してお客さんの満足度をあげた」とか「その子ならではの教え方で受験生を合格に導いた」とか、同じような話をうんざりするほど聞かされているので。
だからこそ、せっかく大学生活は4年以上もあるのですから、同じアルバイトをずっとこなし続けるのではなく、新しい経験をしたほうがよいと筆者は考えています。
(2)理不尽な仕打ちを受ける機会が比較的多いから
筆者が大学生にアルバイトをおすすめする理由2つ目は、理不尽な仕打ちを受けることが比較的多いから。
これは特に飲食バイトや肉体労働系に多いことなのですが、機嫌の悪い客や先輩社員からストレスの捌け口にされる機会が結構あります。
こうした苦労話はよく「あの頃の理不尽が自分を育てた」みたいに美談にされがちですが、実際余計なストレスを抱えているだけ。
実際筆者が接客業で理不尽な経験を受けて学んだ事は「社会人になったら対生活者のサービス業は絶対にやらない方が良い」ということくらい。
こんな学びは接客アルバイトを始めて半年と経てば気がつける事ですし、わざわざ理不尽を受けるような環境に長いこといる必要はありません。
避けられるストレスはできる限り避けたほうが健全です。
だからこそ、理不尽を抱える機会の多いアルバイトばかりやることは大学生におすすめしません。
大学生にアルバイトをおすすめしない理由。
それはアルバイトは所詮やることがマニュアル化されたルーティーンワークであるケースが多く、すぐに成長もやりがいも感じられなくなるから。
また、無駄なストレスを抱えさせられる理不尽な扱いを受ける機会が比較的多いから。
アルバイトよりも長期インターンを
以上、大学生にアルバイトをおすすめしない2つの理由をご紹介してきました。
カフェバイトや塾の講師など、ある程度工夫のしようがあるアルバイトならまだ良いのですが試験監督バイトのように「ただ突っ立っているだけ」だともう最悪。
「楽に稼ぐことができる」と目先の利益ばかり追っていては、充実した時間を過ごすことができません。
何より「就活でも有利になる」というメリットもありますし、ぜひチャレンジいただければと思います。
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