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推論とチェックボックスを狙え!SPIテストセンター非言語対策を伝授

SPIテストセンター 非言語対策

苦手意識を持つ方が多く見受けられる、SPIテストセンターの非言語検査。

久々に触れる算数チックな問題に、苦戦している方も多いことでしょう。

 

苦手意識のあるSPIテストセンター非言語検査をどうにかしたい..
非言語で高評価がとれる対策方法を知りたい!

 

このようなお悩みを抱える就活生に向けて向けて、SPIテストセンター非言語編の対策方法をご紹介します。

ぜひSPIテストセンター非言語編の対策に生かしてください。

この記事を読めばわかること

SPIテストセンター非言語編の問題形式・対策方法

 

SPIテストセンター非言語編の概要

まずは、SPIテストセンター非言語編で出題傾向や見られているポイントについて、簡単にご説明します。

すでにSPIテストセンター非言語の対策をしている方にとっては振り返りとなりますので、読み飛ばしていただいてOKです。

 

SPIテストセンター非言語分野の出題形式

それでは、SPIテストセンター非言語分野の出題形式について解説します。

SPIテストセンター非言語分野で出題される問題形式は下記の通り。

 

  1. 代金の清算
  2. 料金の割引
  3. 割合の計算
  4. 損益算
  5. 速度算
  6. 仕事算
  7. 場合の数
  8. 確率
  9. 集合
  10. 推論

 

①〜⑥に関しては算数の知識で対応できる問題形式で、⑦⑧は数学IAで学ぶ公式を使うと早く解ける設問ですね。

基本的に「ものすごく難しい」といった問題は存在せず、公式や解法を覚えさえしていれば、問題なく解くことができる計算問題ばかりです。

 

higma
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一方、⑨⑩はちょっと性質が異なった問題。

 

というのも、計算をすれば解ける問題というわけではなく、パズルのように与えられた条件をもとに考察をすることが必要な問題だから。

言葉で説明してもわかりづらいと思うので、推論の例題を1問ご紹介します。

 

推論の例題

P,Q,R,S,Tの5人で徒競走をした。5人の順位について次のことがわかっている。

  1. Qの順位はPより下
  2. Rの順位はTよりも上だが2位ではない
  3. Sの順位はRよりも下
  4. 同着のものはいない

(1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。

ア Rは1着である

イ Qは2着である

ウ Sは2着である

 

上記のように、与えられた情報をもとに答えを論理的に考察していくのが推論という問題。

SPI非言語分野では、こうした考察問題を解けるか解けないかで評価が大きく変わってくるので、後述する対策法でぜひ対策をしていただきたい。

 

higma
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各設問の問題例が知りたい方は、ナツメ社の問題集を購入すると良いでしょう。


 

SPIテストセンター非言語分野で見られている点

以上、SPIテストセンター非言語分野で出題される問題形式をご紹介してきました。

算数チックな計算問題ばかりだったため、「なんだ計算能力を見られているだけか」と考えてしまいがちですが、実はそれだけではありません。

むしろ推論や集合などの問いを通して、「論理的思考力」「判断力」等を判断することが目的です。

 

どうして?

 

ビジネスの世界、特に難易度の高い業務を担う企業では、論理的思考力や判断力がなければ仕事にならないから。

というのも、ビジネスの現場ではそもそも正解なるものがなかったり、判断に必要な情報が必ずしも揃っていなかったりすることが多々あります。

そうしたあやふやな状況下においても、みずから仮説を立てて仕事を前に進める力は特に重要であり、新卒にそのポテンシャルがあるかを非言語分野でチェックしているのです。

 

higma
higma
こうしたスキルはどの企業でも求められる能力ですので、「営業志望だし、計算あんまり使わないから大丈夫でしょ」などと考え、非言語対策を疎かにするのは避けてください。

 

SPIテストセンター非言語分野の対策方法

以上、ここまではSPIテストセンター非言語分野の問題形式や見られているポイントを解説してきました。

ここからはSPIテストセンター非言語分野の対策方法について。

「この公式を覚えろ」「こう計算しろ」といったアドバイスはいくらでも問題集から学ぶことができるので、この記事では「問題集をこんなふうに使った方が良い」「この設問には気をつけろ」という視点で解説します。

 

higma
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あらためて、SPIテストセンター非言語分野の問題をみてみましょうか

 

  1. 代金の清算
  2. 料金の割引
  3. 割合の計算
  4. 損益算
  5. 速度算
  6. 仕事算
  7. 場合の数
  8. 確率
  9. 集合
  10. 推論

 

先程の問題形式でご紹介した説明と少し被りますが、上記の10種類の問題は大きく2つに分けることができます。

それが下記のとおり。

 

非言語分野の設問
  1. ①〜⑧:解法さえ覚えれば簡単に解ける問題
  2. ⑨〜⑩:じっくり思考する必要性がある問題

 

上記2つの問題形式ごとに、対策方法を解説します。

 

①解法さえ覚えれば簡単に解ける問題の対策法

まずはSPIテストセンター非言語分野において、解法さえ覚えれば簡単に解ける問題の対策法について。

該当する問題形式は、「代金の清算・料金の割引・割合の計算・損益算・速度算・仕事算・場合の数・確率」です。

これらの問題は、先ほども申し上げた通り、解法さえ覚えれば正解できるいわば「正解できて当たり前の問題」。

 

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それゆえ、連続で間違えてしまうとSPIテストセンターの評価はなかなか伸びません。

 

これらの問題の対策法は、SPI問題集で繰り返し演習を積み、公式・解法を思考することなく直ぐに思い出せるレベルにまでに仕上げること。

速度算や代金の精算は単純な計算問題なので大丈夫かとは思いますが、確率・場合の数は公式を間違ってしまいがちなので、重点的に演習をしてください。

ナツメ社SPI問題集の数値を変えただけのような問題ばかり本番でも出現するので、対策をすれば間違いなく回答をすることができるはずです。

 

higma
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これらの問題に関しては、特に解き方でアドバイスをすることはありません。

というのも、公式・解法を覚えたもん勝ちの問題だから。

確実に正解できる問題ですので、問題集の反復演習を通して準備万端にしておきましょう。

 

②じっくり思考する必要性がある問題の対策法

つづいてはSPIテストセンター非言語分野において、じっくり思考する必要性がある問題の対策法について。

該当する問題形式は、「集合・推論」。

これらの問題は難易度が高いが故に、多くの受験者が誤答してしまう問題です。

 

higma
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特に「推論×チェックボックス形式」の問題は、他の問題よりも選択肢の数が多く、かなり正答率が悪くなります。

 

ただ、「推論×チェックボックス」のような難問を解くことができれば、グッと非言語分野の偏差値があがるので、できる限り回答できるよう仕上げておきたいところ。

確率や場合の数のように「公式に当て嵌めさえすればOK!」というワケにはいかないのですが、推論も「解き方の型」は存在します。

それは下記の通り。

 

解き方の型

  1. すべての文章を記号化する
  2. 考えられるパターンを書き出す
  3. 選択肢を消去法で削る

 

(1)すべての文章を記号化する

まず始めに推論対策でやるべきことは、文章を記号化していくという作業。

先程の推論例題だと、下記赤字のように記号に落としこんでいきます。

 

推論の例題

P,Q,R,S,Tの5人で徒競走をした。5人の順位について次のことがわかっている。

  1. Qの順位はPより下→P>Q
  2. Rの順位はTよりも上だが2位ではない→2位>R>T
  3. Sの順位はRよりも下→R>S
  4. 同着のものはいない→P≠Q≠S≠R≠T

(1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。

ア Rは1着である

イ Qは2着である

ウ Sは2着である

 

文章よりもシンプルで理解がしやすくなりましたよね。

推論を解くときのポイントは、とにかく単純化。これに尽きます。

問題を解くうえで比較がしやすいよう、まずは文章を記号化or図示化することから始めてください。

 

higma
higma
文章と記号が混じっているから難解に思えてしまうのですが、記号だけに揃えてあげると意外と凄く単純なのです

 

(2)考えられるパターンを書き出す

つづいてやるべきことは、考えられるパターンを書き出すという作業。

下記青字のように、今回の条件から考えられる組み合わせを羅列していきます。

 

推論の例題

P>Q>R>T>S

P>Q>R>S>T

 

P,Q,R,S,Tの5人で徒競走をした。5人の順位について次のことがわかっている。

  1. Qの順位はPより下→P>Q
  2. Rの順位はTよりも上だが2位ではない→2位>R>T
  3. Sの順位はRよりも下→R>S
  4. 同着のものはいない→P≠Q≠S≠R≠T

(1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。

ア Rは1着である

イ Qは2着である

ウ Sは2着である

今回の例題は筆者がテキトーに作成したものなので、あまり選択肢がありませんが、本来ならばもっと候補がでてくるはず。

考えられうるパターンをひたすら書き出していきましょう。

 

③選択肢を消去法で削る

最後にやるべきことは、羅列した考えられうるパターンを見ながら、誤っている選択肢を削っていく作業。

下記、緑字のように選択肢のなかで「必ず正しいとは言えない」というものを削っていきます。

 

推論の例題

P>Q>R>T>S

P>Q>R>S>T

 

P,Q,R,S,Tの5人で徒競走をした。5人の順位について次のことがわかっている。

  1. Qの順位はPより下→P>Q
  2. Rの順位はTよりも上だが2位ではない→2位>R>T
  3. Sの順位はRよりも下→R>S
  4. 同着のものはいない→P≠Q≠S≠R≠T

(1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。

ア Rは1着である→×

イ Qは2着である→○

ウ Sは2着である→×

 

higma
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その結果、今回の例題だと「イ」が正しいと推論することができました。

 

以上のように、一見難解に思える推論のような問いであっても、ひとつひとつ噛み砕きながら解いていくと正答に辿り着くことができるもの

問題集での演習を通して「解き方の型」を脳みそに叩き込み、本番では落ち着いて文章を整理していけば必ず解けるので、ぜひ諦めず取り組んでいただければと思います。

 

higma
higma
SPIノートの会問題集では簡単すぎるので、ナツメ社の問題集で演習することがおすすめです

入念にSPIテストセンター非言語対策を

以上、この記事ではSPIテストセンター非言語分野の対策方法をご紹介してきました。

「数学が苦手だから..」という理由で諦めることなく、問題集を使って演習すれば結果は変わりますので、ぜひ対策を。

そのほかのSPIテストセンター科目については、【能力検査の極意】SPIテストセンター通過率100%が語る対策法まとめに掲載していますので、あわせて参考にしてください。

それでは。

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【能力検査の極意】SPIテストセンター通過率100%が語る対策法まとめ就活生のポテンシャルを測るSPIテストセンターの能力検査。この記事では能力検査を通して企業が見ているポイントから、科目ごとの対策方法まで丁寧に解説しています。...

 

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higma
マスコミ業界で磨耗している20代社会人。 就活では総合商社・外資IT・外資コンサル・日系コンサル・飲料メーカーから内定獲得。日系大手企業の内定を、最小の努力量で獲得するためのミニマルな就活メディア「サクシュー」を運営しています。
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