就活では総合商社や外コン・大手メーカー等から内定を獲得しました。
大手就活サイトのライター経験後、自分でサイトを作って”キャリアに役立つ情報”を発信しています。
就活中、ほぼどこの企業からも聞かれるであろう「TOEICのスコア」。
ちゃんと対策をした方が良いか、悩まれている方もきっと多いことでしょう。
こんな感じで、就活界隈ではよく議論を巻き起こしているテーマですが、人によって全く主張が異なり混乱している方も多いはず。
そんな就活生に向けて、「実際、TOEIC900overのスコアで就活をしてみてどうだったのか」を筆者の体験ベースにご紹介します。
この記事を踏まえた上で、TOEICは捨てたり、はたまた対策を頑張ったり意思決定をしていただければ。
Contents
TOEIC900はどれだけ就活に影響したか?
早速、TOEIC900overのスコアで就活をした筆者の体験談を見ていきましょうか。
結論から言いますが、TOEIC900というスコアで直接的にメリットを享受したという実感はありませんでした。
外資系金融・外資系コンサル・外資系IT・外資系消費財メーカー・総合商社・日系金融諸々・日系コンサル・自動車・飲料・マスコミ等々、幅広い業界を受けてきた筆者。
面接も合計すると30回以上は受けている気がしますが、「TOEICのスコア高いね〜」と言及されたことは0回。
ただ、比較的就活生が横並び状態であるインターンの時期、ESを提出した日系企業やら外資系企業から落とされること落とされること。
いくらTOEICの点数が高かったとて、WEBテストにおける言語や非言語の成績が悪ければドシドシと落とされてしまいます。
冷静に考えれば当たり前の話で、いくら英語ができても、WEBテストでわかる読解力とか思考力が低い人なんて欲しくないですもんね。
まず一番重要なのはWEBテストの結果であり、そこの能力がよければ加点要素としてTOEICがきいてくる程度だと感じます。
TOEICそれ単体では効力を持たず、他の要素があってこそ評価に良い影響を与えるものなのかなといった感じです。
一方でTOEICスコアが合否をわける場合も
就活におけるTOEICのスコアはあくまでも”加点要素”と述べてきました。
ただ、だからといってTOEICの勉強をやらなくて良いというわけでなく。
余裕があるならば(余裕がなければ頑張って余裕をつくって)TOEICで800以上のスコアはとった方が良いかなと感じます。
理由は下記のとおり。
- 応募条件にTOEICスコアが組み込まれている場合がある
- 当落線上にいる場合、TOEICが命運を分ける場合がある
(1)応募条件にTOEICスコアが組み込まれている場合がある
就活生から高い人気を誇る日系大手企業や外資系企業等は、応募条件に「TOEIC〇〇点以上」などと設定されているケースがありまして。
「自分はそのあたりの企業、受けないからいいや」なんて思う方もいるかもしれませんが、その考え方はリスキー。
というのも、就活はやるにつれて、どんどんと志望業界や企業は変わってくるもの。
今は興味がない業界や企業だって、ひょんなきっかけから「いきたい!」と思う可能性だって大いにあるわけです。
そう思ってから「TOEIC800点とる勉強するぞ!」と思ってからでは間に合わないケースが多いと。
TOEICは結果が出るまで比較的時間がかかりますし、いきなり目標の点数をとれるとも限らないので。
なので、突然TOEIC高得点スコアが必須の企業に惹かれてしまうかもしれない将来の自分のためにも、余裕があるときから勉強しておく方が良いです。
(2)当落線上にいる場合、TOEICが命運を分ける場合がある
例えばみなさんがA社の最終面接を受けたとしましょう。
A社は大変就活生から人気の企業であり、高いポテンシャルを持つ多くの学生が最終面接まで残りました。あとは倍率2くらいです。
当然、最終面接まで残るくらいの学生ですから皆優秀。人事も誰を落とすか頭を抱えることでしょう。
そんなとき、みなさんと全く同じの評価Bを受けた学生がいたとします。面接の評価もWEBテストもほぼおんなじ。
ただ、みなさんのTOEICスコアは600程度。一方相手の学生はTOEIC800。
こんな状況になると間違いなく自分ではない学生が選ばれますよね。英語ができるにこしたことはないので。
このように合否の当落線上にいるとき、TOEICのスコアが響いてくるわけです。
TOEIC対策をしておいた方が良い就活生
以上、やはりTOEICで高得点スコアはとっておくに越したことが無いといったことをお伝えしてきました。
ですので、就活生はみなTOEIC対策をしておいた方がよいかなと思っているのですが、特にこんな人はやっておいた方が良いというのもお伝えしていきます。
下記の通りです。
- 学生時代「普通」のことをしてきた人
- グローバルな部署にいきたい人
(1)学生時代「普通」のことをしてきた人
TOEIC対策をおすすめする人の1パターン目は、学生時代「普通」のことをしてきた人。
たとえば、こんな人。
このあたりの経験を就活でメインに据えようとしている方で、いわゆる人気企業を狙おうとするのであれば、TOEICで良い点数をとっておいた方が良いでしょう。
というのも、みなさんと同じような経験を就活で語ってくる学生はごまんと存在し、間違いなく埋もれるから。
なにかひとつ尖った経験があれば「〇〇の子」という印象が与えられるのですが、上記のような場合だと面接官の記憶に残ることはないでしょう。
なので、「経験は普通だけど英語はできる子」という印象にするためにも、TOEICは頑張るべきかなと思います。
(2)グローバルな部署にいきたい人
TOEIC対策をおすすめする人の2パターン目は、グローバルな部署にいきたい人。
社会人になって思うことですが、入社後も採用面接時の評価が割と影響を与えるものでして。
特に配属決定へのパワーは大きく、採用時にある程度配属先が決められているということも大いにあります。
特に海外系のお仕事はTOEICの点数が高い人が選ばれるケースが多く、低い人にチャンスが巡ってくる可能性は低いです。
ですので、漠然とグローバルなことやりたいと考えている方は、入社後も見据えたうえで今からTOEIC対策をしておく必要があるかなと感じます。
TOEICの”高スコア”ってどれくらい?
そんなわけで就活にはやっぱりTOEICの高スコアが必要かなと思うワケですが、どこからが高得点なのかも気になる方多いかと。
色々な企業を受けたり、社会人をやったりの感想として思うハイスコアは「TOEIC900」でしょう。
グローバル色の強い企業でも、900overのスコアを持っていれば「英語ができる」という風に判断をされると個人的に感じています。
ただ、そこまで海外展開をしていないだったり、英語ができる社員が少ない企業では「TOEIC800」でも高い評価を受けるかなと。
ですので、最低800、欲を言えば900といったところ。
TOEIC対策は一応やっときましょ
以上、TOEIC900overで就活をした筆者の考えるTOEICの重要性でした。
勉強かなり面倒かと思いますが、努力は確実にどこかで報われるでしょうから、頑張っていただきたいところ。
色々とやることもたくさんで大変かとおもいますが、最近ではTOEIC対策のコーチングだたりもあるようなので、うまいこと使ってみてはいかがでしょうか。
DOPPUでは他にも就活生に向けて就活ノウハウを発信しているので、色々とみていってください。