様々な企業で採用されている選考方式「SPIテストセンター」。
非言語や構造的把握力など、難解な能力検査に苦しめられている方も多いことでしょう。
上記のような思いを抱える就活生に向けて、SPIテストセンター能力検査の対策方法を一挙まとめてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
SPIテストセンターの能力検査の科目・評価形式・見ているポイント・対策方法
Contents
SPIテストセンター能力検査の概要
まずはSPIテストセンター能力検査の概要について。
能力検査にはそもそもどのような科目が存在するのか、就活生の何をみているのか・どのような評価指標なのかを解説していきます。
SPIテストセンター能力検査の科目一覧
SPIテストセンター能力検査の科目は下記の通り。
- 言語
- 非言語
- 英語(オプション)
- 構造的把握力(オプション)
言語・非言語はどの企業のSPIテストセンターにも組み込まれている科目ですが、英語検査と構造的把握力検査はオプション科目。
オプション科目は、総合商社や外資系企業などのグローバル企業や、広告代理店や製薬企業など入社難易度の高い企業に多く課されています。
詳しくは【SPI】23卒に知ってほしいテストセンターの練習台企業まとめにて、SPIテストセンター選考を導入している企業をまとめています。
SPIテストセンター能力検査の評価形式
つづいては、SPIテストセンター能力検査の評価形式について。
SPIテストセンターはそもそも、「100点満点」のような点数による評価形式ではなく、「1(最低)〜7(最高)」の7段階評価。
受験者平均と比べて、どの程度出来が良かったのかをもとにランクづけされる「偏差値形式」の評価をとっています。
それぞれの科目ごとに偏差値が算出され、企業はそれを元に「この学生を通過させるか/させないか」を判断しているといった感じです。
評価指標については、SPIテストセンターの結果は推測可能-基準,評価指標を徹底解説にてまとめていますので、気になった方はこちらも参考にしてくださいね。
SPIテストセンター能力検査の目的
最後に、SPIテストセンター能力検査を企業が実施する目的について。
これはみなさんの読解力・状況把握能力・数的処理能力・論理的思考力等を把握するため。
難易度の高い業務が求められる企業であれば、上記ポテンシャルの低い学生を採用してしまうと「全く活躍してくれない=採用損」になってしまうので、SPIテストセンターでスクリーニングをかけているというわけです。
SPIテストセンターの必須科目は、言語と非言語。英語と構造的把握力はオプション科目であり、一部企業のみに採用されている。
SPIテストセンター能力検査の評価指標は1~7の偏差値形式。各科目ごとに偏差値が算出される。
SPIテストセンター能力検査の目的は、ポテンシャルの高い学生を絞り込むため。膨大に送られてくるESの中身を読まずとも、テスト結果だけでガッサリと就活生を絞り込むことができるので、企業側は重宝している。
SPIテストセンター能力検査の対策法
以上、SPIテストセンター能力検査の対策方法についてご紹介してきました。
ここからはSPIテストセンター能力検査の対策方法について、ご紹介していきます。
SPIテストセンター能力検査:言語対策
まずはSPIテストセンター能力検査の必須科目「言語」の対策から。
言語能力検査の問題形式は下記の通り。
言語能力検査の問題形式
- 語句の意味/用法
- 二語の関係
- 文/文節の並び替え
- 空欄補充
- 長文読解
言語能力検査において、比較的簡単&全問正解が求められるのは①語句の意味/用法と②二語の関係の設問です。
史上最強SPI問題集で演習を終えたのち、テストセンターを複数回受験し出題される問題を暗記していまうことが最短ルート。
StudyProのようなSPI演習ができるアプリを活用し、できる限り多くの語句に触れられるよう、対策をしておくことをおすすめします。
⑤長文読解は、それまでに出題された問題の正答率が高くないと出題されないボーナス問題ですので、むしろそれ以外の③文/文節の並び替え④空欄補充の対策に時間をかけましょう。
③文/文節の並び替え④空欄補充は一見難しいようにおもえるのですが、「接続詞」「指示語」「前後関係」に着目して解いていけば意外に簡単です。
【言語は長文が肝】SPIテストセンター通過率100%の対策法を解説!にて、例題つきで対策方法をご紹介しているので、言語対策がしたい方は参考にしてください。
SPIテストセンター能力検査:非言語対策
つづいてはSPIテストセンター能力検査の非言語対策。
非言語能力検査の問題形式は下記の通り。
非言語能力検査の問題形式
- 代金の清算
- 料金の割引
- 割合の計算
- 損益算
- 速度算
- 仕事算
- 場合の数
- 確率
- 集合
- 推論
①〜⑧は比較難易度の低い問題。
公式や解法を暗記してしまいさえすれば正解できる問題であり、逆に言えば間違えられない設問になります。
対策方法としてはナツメ社の問題集で出題されている問題をすべて瞬時に解くことができるように演習をすること。これ以上でも以下でもありません。
集合と推論は公式を当てはめるだけでは解くことができない問題。
与えられた問題文を読み解きながら、確からしい答えを導くパズルのような設問です。
推論の例題
P,Q,R,S,Tの5人で徒競走をした。5人の順位について次のことがわかっている。
- Qの順位はPより下
- Rの順位はTよりも上だが2位ではない
- Sの順位はRよりも下
- 同着のものはいない
(1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。
ア Rは1着である
イ Qは2着である
ウ Sは2着である
一見難しいように思えますが、「すべての文章を記号化する」「考えられるパターンをすべて書き出す」「消去法で絞り込む」の3STEPを踏めば意外に簡単。
解き方を理解した上で、問題集で演習を何度も積んでおけば正解に辿りつくことができます。
推論とチェックボックスを狙え!SPIテストセンター非言語の対策を解説!にて例題つきで解き方・対策法を紹介しているのであわせて参考にしてください。
SPIテストセンター能力検査:英語編
づいてはSPIテストセンター能力検査の英語対策について。
英語能力検査の問題形式は下記の通り。
英語検査の問題形式
- 同意語
- 反意語
- 英英辞書
- 空欄補充
- 誤文訂正
- 長文読解
①同意語②反意語はいわゆる暗記ゲー。単語を覚えているかいないかの勝負です。
昔つかっていた英単語帳をもっている方は、それをつかってザッと復習をしておくとよいでしょう。
持っていないければ言語能力検査の対策法と同じく、ナツメ社の問題集とStudyProでの対策でOK。
それ以外の問題に関しては、文法力や英文理解力が求められるのでナツメ社の問題集をこなしつつ、英語ニュースに触れておく程度でOK。
正直、SPI英語対策に時間をかけるくらいならTOEICで800程度とるために頑張った方が良いので、そんなに負荷をかけて対策しなくとも問題ないと筆者は考えています。
詳しくはSPIテストセンター英語編の対策方法-TOEIC900の筆者が解説!にて対策法を解説しているので、あわせて参考にしてください。
SPIテストセンター能力検査:構造把握編
最後に、SPIテストセンター能力検査の構造把握対策について。
構造把握検査の問題形式は下記の2つ。
構造的把握力検査の問題形式
- 言語系の仕分け
- 非言語系の仕分け
「仕分け」という言葉は聞きなれていないので分かりづらいかと思いますが、要は「同じ構造の文章/算数問題を選んでね〜」ということ。
非言語系の仕分け例題
次の選択肢から、構造が似ているものを2つ選択せよ
- Aは300円、Bは100円持っている。2人の合計額はいくらか?
- 200円の商品を購入するために400円支払った場合のお釣りはいくらか?
- Aは25歳、Bの年齢は30歳。両者の年齢の和は何歳になるか?
- 太郎は時速5.6km、花子は時速3.4kmで、スタート地点から同時に出発し、一直線に同じ方向へ進む。出発80分後、両者の距離はどれだけ離れているか?
上記例題の場合、①と③は同じく「和の計算」で答えを求めている構造になっているので、①③を選択するといったかんじです。
しっかり説明すると長くなるので、対策が必要な方は【構造的把握力】SPIテストセンターの難関科目で高得点を狙う対策法を参考にしてください。
SPIテストセンター能力検査対策は入念に
以上、この記事ではSPIテストセンター能力検査の問題形式や対策方法についてご紹介してきました。
どの科目も、きちんと解法のコツをつかみ演習を積んでおけば高得点が狙えるもの。
ぜひ今回ご紹介した各科目の対策記事をチェックいただき、SPIテストセンターで高得点をとるための対策を積んでいただければと思います。
それでは。
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