自宅での事前受験が求められるSPI形式テストセンターの性格検査。
能力検査と比較すると軽んじられがちな性格検査ですが、実は能力検査と同じくらい重要な科目です。
上記のような就活生の疑問にお答えします。
SPIテストセンター性格検査で見られているポイントや、性格検査で意識すべきことを解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
SPIテストセンターの性格検査で見られているポイント。意識しておくべきこと。
Contents
SPIテストセンター性格検査の問題形式
まずはSPIテストセンター性格検査の問題形式からご説明します。
性格検査の問題形式、および目的を知らずして対策はできませんので、注意深く見ていきましょう。
SPIテストセンター性格検査の目的
そもそも、SPIテストセンター性格検査の目的は、受験者の「性格特徴」や「人物イメージ」を把握すること。
ESの文面だけでは見えてこない就活生の人物像をデータで定量的に把握し、自社の求める人物像に適しているかの判断材料になります。
この性格検査結果と能力検査を組み合わせることで、「職務適性・面接で確認すべきポイント・面接をする上の注意点」を洗い出す感じです。
SPIテストセンター性格検査の問題形式
つづいてはSPIテストセンター性格検査の問題形式について。
受験者の人物像を把握するため、SPIテストセンター性格検査では下記のような設問が出題されます。
- 行動特性を判断する設問
- 情緒を判断する設問
- ライ・スケールを判断する設問
①行動特性と意欲を判断する設問
SPIテストセンター性格検査にて、まず判断されるものは「行動特性と意欲」です。
行動特性とは、わかりやすくいうと「意思決定をするときのクセ」。
例えを使って説明します。
とある高校のクラスで定期テストが開かれるとしましょうか。
このテストでは「試験問題」や「制限時間」「受験環境」が全く同じではあるものの、人によって解き方が全然違いますよね。
解き方が全然違う例
こんな感じで、同じ状況下でも人によって考え方や行動に差が生じることを「行動特性」とよんでいます。
企業によって、生徒Aさんのように「とりあえず突っ込むタイプ」を求めたり、はたまた生徒Bのような「計画タイプ」を求めたりなど、求める人物像のタイプが結構違うものです。
そのため、企業は行動特性の結果をみて、自社とマッチしているかを判断しているワケです。
「意欲」は、どのようなものに対してモチベーションを高く示すことができるかを判断する指標。
コツコツとした事務作業が好きな人もいれば、そんな事務作業はまっぴらゴメンだという人もいるなど、同じ作業でも人によって意欲の程度に差がありますよね。
意欲では上記のような「この人はどんな仕事なら頑張れる人間なのか」を調べるための項目であり、行動特性と同様、企業が求める人物像とマッチしているかを確かめるための項目です。
②情緒を判断する設問
SPIテストセンター性格検査にて、つづいて判断されるものは「情緒」。
これは「自身の感情をコントロールする能力」のことです。
例えば、「人に怒られた後に、どれくらいその怒られた経験を引きずってしまうか」など。
同じ負荷でも人によって感じるストレスは大きく違うもの。
例えば、「コンサルティング業界のように長時間黙々と答えのないことを考えるストレスは全然OK」だけど、「接客業で相手のクレームを受け続けるストレスは無理」なんてパターン。
同じストレスではあるものの、種類が違うだけで人によって深刻度合いが全然違いますよね。
企業としては、自社で業務で発生しがちなストレスに対して耐性がある人でなければ直ぐに辞められてしまうのを懸念して、情緒の項目をウォッチしています。
③ライ・スケールを判断する設問
SPIテストセンター性格検査にて、判断されるもの3つ目は「ライ・スケール」。
日本語に直訳すると「虚構尺度」であり、受験者が回答で嘘をついていないかを確かめるための問題です。
というのも、「自分をデキる人間に見せよう」と見栄を張った回答をする受験者も一定数存在しており、そうした人を「嘘つき」と見抜きたいから。
「これまで嘘をついたことがない」などといった、極端な設問を通して嘘かどうかを判断しています。
SPIテストセンターの性格検査では、大きく3つの項目が見られている。
1つ目は「行動特性」を判断する設問。みなさんがどんな思考で動く人間なのか、どんなことに対してモチベーションを感じるのかを洗い出すための設問である。
2つ目は「情緒」を判断する設問。みなさんがどのようなこと対してストレスを感じがちなのかを洗い出すための設問である。
3つ目は「ライ・スケール」を判断する設問。みなさんが見栄を張って回答していないか、嘘や矛盾を判断するための設問である。
SPIテストセンター性格検査に対策は必要?
ここまではSPIテストセンター性格検査の目的や、問題形式について解説してきました。
ここからは性格検査の対策方法についてお話していきます。
そもそも性格検査に対策は必要?
まずはテストセンターの性格検査に対して、多くの就活生が抱えるであろう「性格検査に対策は必要なのか?」という問いについて。
結論から言うと、「ゴリゴリの対策は返って逆効果になるものの、ある程度の対策は必要」です。
「この回答をしたらどんな結果がでるのか」を知っておくことは為にはなるものの、知った上で別人格を作り上げるのはダメ、ということですね。
性格検査にゴリゴリの対策を勧めない理由
筆者が性格検査でゴリゴリの対策を進めない理由は、「入社後に結構な確率で苦労することになるから」です。
仮に性格検査で”創り上げたキャラクター”を演じきり、内定をもらえたとしましょう。
「内定後に自分の真のキャラクターを晒せば大丈夫」と思っている方も多いかもしれませんが、人事は面接時に抱いたイメージのまま、配属決定を行うものです。
その結果、自分の本来の性格とは合っていない部署へ配属されてしまい、他の同僚や先輩が当たり前のようにこなせることを出来ない可能性が高いと。
同僚からは「アイツ全然できねえなw」と陰で言われ、先輩からは「なんでこんなこともできないの?w」と叱責される日々が始まります。
就活生のころは「内定をとるためには何でもするマン」になりがちですいが、社会人になると苦労しか待ち受けておりませんので、注意していただきたい。
ある程度の対策とは?
一方で、性格検査には「ある程度の対策は必要」と述べてきました。
というのも、普段から大謙遜をする方や気分が落ち込んでいる時に受験すると、「本来のポテンシャルに見合わない低すぎる評価」になってしまうから。
テストセンター性格検査における謙遜は「美徳」ではなく、「ただ自信がないやつ」にしか映らないので注意が必要です。
だからこそ、「低すぎる評価による書類選考お祈り」を防ぐための「ある程度の対策」が必要だと考えます。
SPIテストセンターの性格検査では、ゴリゴリに対策をする必要は全くない。入社後に苦労することになるので。ただ、本来のポテンシャルに見合っていない結果にならないために、どんな回答をしたらどんな結果がでるかくらいは把握しておいた方が良い。
SPIテストセンター性格検査の対策方法
ここからは「SPIテストセンター性格検査の対策方法」に関して。
ある程度の対策をするにあたって、重要なポイントは下記の2点です。
- 最もネガティブな選択肢の回答は慎重に
- 無料の性格検査を使って事前に自身の結果を把握
①最もネガティブな選択肢の回答は慎重に
SPIテストセンター性格検査の対策方法1つ目は、最もネガティブな選択肢の回答は慎重に行うこと。
性格検査の設問のなかには、「もっともあてはまらない」という回答を選ぶと明らかにマイナス評価になるものがあります。
たとえば「計画をたてて物事に取り組むのが好きだ」や「ミスをいつまでも忘れることができない」など。
本当にそのような特徴があるならば、迷うことなく選択していただいて良いのです。
ただ、少しでも「そこまでではないかな?」という気持ちがある場合は、安易に最もネガティブなものを選ぶことは避けた方が賢明です。
特に、気分が落ち込んでいるときなどは自分を卑下してしまいがちなので注意が必要。
回答に迷ったら、「気持ち一つ上での選択肢を選ぶ」というスタンスで回答すると良いでしょう。
②無料の性格検査を使って自身の結果を把握しておくこと
SPIテストセンター性格検査の対策方法2つ目は、無料の性格検査を使って自身の結果を把握しておくこと。
先にも軽く触れましたが、性格検査の結果は面接でも活用されるもの。
となると、性格検査の結果がどんな評価になっているのかを事前に知っておくことができれば「面接ではこの弱みについて聞かれそう」と質問の予測を立てることができます。
だからこそ、SPIテストセンター性格検査とほぼ同様の試験形態であり、試験結果も閲覧することができる無料の適性検査サービスを事前に受けておくことがおすすめです。
SPIテストセンターの性格検査対策1つ目は、「最もネガティブな選択肢の回答は慎重に」すること。2つ目は、「無料の性格検査を使って事前に自身の結果を把握」しておくこと。
性格検査のお試し受験を
以上、この記事ではSPIテストセンター性格検査の対策方法について解説いしてきました。
【最新版】自己分析に役立つ、就活生におすすめの性格診断ツール5選!では、無料で受験できる性格診断ツールをまとめていますので、あわせて参考にしてください。
それでは。
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