膨大な時間がかかってしまいがちな自己分析。
自己分析を始めた就活生のなかには、終わりの見えない自己分析に痺れを切らしている方も多いことでしょう。
上記のような「自己分析のやめどき」に悩める就活生に向けて、この記事では「自己分析はどこまでやれば良いのか?」を解説します。
ぜひ参考にしてください。
就活生は、自己分析をどこまでやれば良いのか
Contents
自己分析が終わらないのは当たり前
自己分析が全然終わらないことに悩んでいる就活生のみなさんに悲報なのですが、自己分析は一生終わりません。
理由は下記の通り。
- そもそも正解が存在しないから
- 自分という人間はどんどん変わっていくから
(1)そもそも正解が存在しないから
自己分析が終わらない理由1つ目は、そもそも正解なるものが存在しないから。
そもそも、自己分析とは過去の経験を紐解きながら、当時どんな想いで自分は行動をしていたのか感情を抽出し、それらをうまく言葉に落とし込んでいく作業ですよね。
当然、過去の想いなんて覚えていないでしょうから、「おそらくこんなことを感じていたはず!」と後付けで分析をしていくことになります。
そうなると何が起こるかというと、自己分析をしている現在の自分の調子によって、過去感じていた想いなるものはブレてくると。
たとえばこんな感じ。
結局B君の方が粘り強いよな..あれと比べると自分は粘り強いとか言えないかも..
ここまで極端ではないかもしれませんが、皆さんも自己分析をするタイミングによって、自分の強みにおける認識がちょっと変わったという経験をしたことがあるのではないでしょうか。
自己分析なってものは、結局決めの問題。きっと自己分析をするたびに考えはブレてくるはず。
「本当にこの自己分析結果であっているのかな..」なんて心配に思わず、「一旦はこれでOK!迷ったらまた更新しよう!」と割り切った方が健全です。
(2)自分という人間はどんどん変わっていくから
自己分析が終わらない理由2つ目は、自分という人間はどんどん変わっていくから。
若干1つ目の理由とも被りますが、自分という存在は常に変化する外部環境にさらされいるので、価値観も徐々にではありますが勝手に変化しつづけています。
そんなわけなので、たとえ「自己分析が完了した!」と思っても、その分析結果は時間が経つにつれて風化してしまい、次第に本当の自分と乖離が生じてしまうのです。
だからこそ、自己分析は定期的なメンテナンスが必要とされるもの。今の自分にあうように、アップデートが求められます。
ですので、自己分析が終わらないのは当たり前なのです。
自己分析が終わらないのは当たり前。そもそも正解なんてないし、自分の価値観は変わり続けるから。定期的に更新し続けなければならないもの。
自己分析はどこまでやればよいのか?
以上、ここまでは「自己分析は終わりなんてない」という就活生にとったら絶望的に聞こえるメッセージをお伝えしてきました。
上記のように「言ってることはわかるけど、でも自己分析を一旦終わらせたい」という方に向けて、最低限言語化しておきたい要素をまとめました。
これだけ分析できればOK!
- 大事にしていること
- 得意なこと
- 好きなこと
この3つをきちんと言語化しておくことで、「自分はどんな性格の人間なのか」「どんなことに適性がある人間なのか」「何に対して興味がある人間なのか」がわかるからです。
これらは、業界選びや自己PRといった就活全体において非常に重要な要素ですので最低限言語化できるようにしておきましょう。
(1)大事にしていること
自己分析を一旦終えるために、まず分析しておきたいのは「大事にしていること」です。
筆者の場合、大事にしていることは下記の通り。
- 「好き」に囲まれる。「嫌い」をなくす。
- 本当に大事なことを見極め、そこに全身全霊を注ぐ。)
大事にしている価値観がわかっていないと、数多ある業界や企業を絞り込むことができないので非常に重要。
こうした価値観は、みなさんがこれまでの経験してきた「人生の選択」を紐解いていくと見えてきます。
(2)得意なこと
自己分析を一旦終えるために分析しておきたいこと2つ目は「得意なこと」です。
筆者の場合、得意なことは下記の通り。
- 曖昧な状況を分かりやすく整理できる力
- 納得のいかない事に対しては折れない力
得意なことがわかっていないと、ESや面接において「企業がみなさんを採用することのメリット」を提示することができません。
こうした価値観は、みなさんがこれまで所属してきたコミュニティにおける役割をに着目することで見えてくるでしょう。
(3)好きなこと
自己分析を一旦終えるために分析しておきたいこと3つ目は「好きなこと」です。
筆者の場合、好きなことは下記の通り。
- 隅々まで一貫したブランディングがされているモノ
- 有意義な時間を過ごすことができている感覚
好きなことがわかっていないと、業界企業選びはもちろん、志望動機に熱を込めることができません。
こうした価値観は、みなさんが大事にしてきたことの分析と同様に、これまでの選択を紐解いていくことでわかるでしょう。
就活における自己分析は、一旦「大事にしていること」「得意なこと」「好きなこと」をきちんと言語化できていればOK
自己分析はいつまでにやればよいのか?
以上、「自己分析はどこまでやれば良いのか」という問いにお答えしてきました。
大学3年4月から就活を始めた場合の、自己分析をやっておきたい時期を下記にまとめておきました。
- サマーインターン前
- ウィンターインターン前
- 本選考前
- 内定後(時期問わず)
まずは就活を始めて、初めての選考となるサマーインターン前に自己分析を一旦終えておくことをおすすめします。
その後はウィンター・本選考前に一度自己分析結果をブラッシュアップしておくことがおすすめです。
というのも、どうしても選考中の自己分析というものは、志望企業の求める人物像に引っ張られるかたちで帳尻を合わせに行ってしまいがちだから。
本当はホワイト企業にいきたいと思っているひとでも、「多少の長時間労働は成長のためと思って我慢できるはず」みたいに、自分に気持ちに嘘をついてしまいます。
企業から内定を獲得したタイミングというのは、企業に対して媚を売らずにフラットな目線で承諾先を選ぶことができる時期。
そうした時期にあらためて自己分析をしておくことで、本当に自分の気持ちに近い分析結果が出ると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
自己分析はサマーインターン選考が始まる前に一旦終えておくべき。その後はウィンター選考や本選考が始まる前にアップデートがおすすめ。内定後に自己分析をしておくと、自分の本心に近い結果になる。
自己分析が終わらないと悩まなくて全然OK
以上、この記事では「自己分析が終わらない」と悩んでいる就活生に向けて、「終わらなくて当然」というメッセージをお届けしてきました。
焦ることなく、自己分析にじっくりと取り組んでいただければと思います。
正解なんてものはないので完璧を追い求めようとはせず、「一旦はこれでOK!ダメだったらまた見直す!」程度に考えてくださいね。
自己分析のやり方については、自己分析のやり方解説!簡単にできるおすすめの方法を一挙ご紹介にて解説しているので、あわせて読んでいただければ。
それでは。
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