就活システムは問題だらけ
(1)日系外資業界問わず複数トップ企業から内定を獲得した実績
(2)大手就活サイトで300本以上の記事を執筆経験
(3)社会人視点での就活攻略
を武器に就活記事を書いています。
皆さんは就活を経験されたことがあるでしょうか?
僕が19卒の大学生生として昨年度約1年間真剣に就活をしてきました。
そんな僕が就活を終えて思うことは、人材の適材適所が達成できていないということ。
本日、別の大学を選択した高校の同級生らと話しているうちにこの発想に至りました。
この記事ではなぜこのような発想に至ったのか、またこれから就活がどうあるべきなのかを書いていきます。
読者のみなさんが就活のあるべき姿を再考するきっかけになれば幸いです。
優秀な同級生T君との会話
まずこの章では、僕がこの記事を書いている理由を説明します。
きっかけ同級生のT君との会話でした。
まずT君の概要の説明から始めましょう。
僕の同級生T君について
T君は成成明学クラスの大学に通う同級生。
大学受験のときはあまりやる気が出せなかったのか、第一志望のMARCHクラスに落ちていました。
しかし、大学に入ると英語に目覚め、彼のクラッチバックにはいつも英単語帳が。
短期留学や単身でのスペイン滞在、塾講師のアルバイト、空港でのアルバイトを経てTOEICのスコアが800中盤まで到達。
決めた目標に対して多角的に努力でき、結果を出せる優秀な人材です。
ただ、民間企業は一切受けず、国家公務員(非総合職)に専念。
第一志望だった特別区には叶わなかったものの、市役所に無事内定をしました。
T君との会話を経て
T君が無事内定をしたことは非常に喜ばしいことなのですが、僕には非常に違和感がありました。
それは、せっかく英語を鍛えたにも関わらず、地元の日本人と一生やり取りをする市役所に入ってしまったこと。
本人も本当は海外と関わる機会のある特別区に入りたかったそうなのですが、夢叶わず。
就職浪人するか悩みはしたものの、市役所の道を選びました。
確かに落ちたなら仕方ないと思うのですが、民間企業には彼の英語力や他の能力を求めるところが多数あるはず。
そこで「なぜ民間を受けなかったのか」と聞いたところ、「自分レベルの大学では足切りされてしまう。だから最初から公務員を目指した」と言いました。
僕は幸いにも足切りの可能性が殆ど無い大学だったため、このような心配はしたことがありません。
しかし、やはり大学によっては「足切りされてしまうかも」という恐怖から、そもそも民間受けず、キャリアの選択肢を狭めている層もあると実感しました。
本来、新卒採用は「伸びしろ」を見定めて行われるもの。
ただ現状の環境では、大学までの頑張りで評価が下されてしまい、それ以降の努力が無視される状況は甚だおかしいと僕は思います。
この所謂「学歴フィルター」の存在が、結果的に人材の適材適所を防いでいるのではないでしょうか。
非常にもったいない。
そもそも全ての業界を見ることなどできない就活
僕は約1年以上就活をしてきましたが、1年をかけても全ての業界にふれることなどできませんでした。
長期インターンも複数社経験しましたが、未だに自分が選んだ業界、企業が最適だったのかわかりません。
そんな難しい企業選びを約一年弱でやるなど不可能。
時間が無い分、自分の今までの興味関心のみで就活を進めてしまう。
そしていつの間にか本選考が始まり、どうにか手に入れた企業にとりあえず決定。
その後、後悔したり不安になったりする人が多くいると僕は思います。
結果、本来その人の実力を活かせるはずだった業界を見逃し、適材適所が実現されないのではないでしょうか。
就活の理想的な形とは
ここまで現在の就活システムが適材適所では無いという主張を展開してきました。
それでは、どのように現代の就活システムを変える必要があるでしょうか?
僕はかなり理想論ですが、以下のような形があれば良いかなと。
それは、大学入学後から社会人として働くメンターと定期的に面談すること。
その中で自分のやりたいことを共に考えたり、メンターから適性があると判断された業界を見てみるなど。
その上、選考では自分自身がアピールするだけでなく、そのメンターないし友人が企業にその人の良さをプレゼンする機会があれば良いですよね。
自分ひとりで就活を進めるのではなく、信頼できる相手からアドバイスがもらえますし。
ただ実現する上では「相当数の社会人を確保しなければならない」「社会人の質を安定させなければならない」など、かなりの障害があります。
一応、AIによる今までの経験分析から見えた適職診断とかも考えたのですが、それもなかなか多くの問題がありますよね。
そもそもAIに情報を登録するのは自分なので、自分では気づいていない「良い行動」とかは入力できず、評価されない可能性が高いですし。
現代就活も問題点を踏まえて
就活生の思う、現代就活の問題点を記述してきました。
21卒以降新卒就活のシステムが変更し「解禁」という用語すら無くなるようですね。
今後就活がどのような形で変化をしていくのか見ものです。
最近では「逆求人型」の就活サービスもでてきましたね。
学歴フィルターで切られていた有能な就活生に光があたるチャンスなのかなと感じます。
学生のやりたいことも叶えられるし、企業としても求める人材を探すことができるマッチング型に期待したいですね。
こちらの記事では逆求人型の就活サービスを使ってみた感想もご紹介しているので、よければ参考にしてください。
それでは。