インターン

長期インターン体験談-ベンチャー2社で働いてみたリアルな感想をご紹介

長期インターン体験談のアイキャッチ

なんとなくイメージはつくけれど、具体的にどんなことをやるのかいまいちイメージがつきづらい長期インターン。

長期インターン自体に興味はあるけれど、どこか中身が見えず不安で、長期インターン応募の踏ん切りがつかない方も多いことでしょう。

 

長期インターンって具体的にどんなことをやるんだろう..自分でもできるものなのかな
長期インターンに興味はあるけど、自分が働いているイメージがつかない..今のアルバイトにそこまで不満もないし、やらなくてもいいかな..

 

上記のような思いを抱える学生に向けて、この記事では「長期インターンの体験談」をご紹介します。

2社で2年間長期インターンをしていた筆者の経験をもとに語りますので、きっと参考になるはずです。

この記事を読めばわかること

長期インターンでは具体的にどんなことをやるのか

 

 

長期インターンの体験談

それでは早速、筆者が経験した長期インターンの体験談をご紹介します。

今回ご紹介する事例は下記の2つ。

 

  1. 金融系ミドルベンチャーでの長期インターン
  2. 人材系スタートアップでの長期インターン

 

インターン入社のキッカケや業務内容、良かったポイント・微妙だったポイントをご紹介していきます。

 

①金融系ミドルベンチャーでの長期インターン

まずは、金融系ミドルベンチャーでの長期インターンの体験談について。

筆者が長期インターンをしていたA社は、社員数が100名程度と、ベンチャー企業の中では比較的社員数が多い企業でした。

別会社からスピンアウトする形で創設された会社ということもあり、資金力は潤沢で、オフィスは高層オフィスビルの高層階。

 

higma
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ドラマで出てくるような華やかなオフィスでした

 

メンバーはおおかた、国内大手の証券会社から引き抜かれた精鋭のメンバーたち。

みな目がギラつている血気盛んな体育会系営業マンといった感じで、社内は結構ピリついた雰囲気でした。

ただ、筆者はマーケ部門での長期インターン採用だったので、雰囲気はゆるめ。

 

higma
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大手メーカーやベンチャー転職勢の先輩たちと一緒に、日々仕事をこなしていました。

 

長期インターン入社のキッカケ・面接

このミドルベンチャー企業に長期インターン入社したキッカケは、大学の先輩からの紹介。

「長期インターンやった方が良いかな」とボヤボヤ考えていた頃に、新歓期の頃だけ参加していたサークルの先輩が、Facebookで長期インターン募集の投稿をしていたのを見て、連絡を取ることに。

興味があることをメッセンジャーで伝えると、その場で面接日が決定。

後日、マーケティング部署のマネージャーの方&現場社員の方と面接を行い、「学生時代の経験」やら「就活の状況・志望動機・興味のあること」等、短期インターン選考と変わらぬことを聞かれました。

 

面接時間はどれくらい?

 

面接時間は1時間程度。

晴れてその場で長期インターン内定の連絡をいただくことができました。

同時期にインターン選考を受けて合格していた歩合制のテックベンチャー営業職と迷ったものの、営業で結果を残せる自信がなくこちらを選ぶことに。

 

長期インターン先の業務内容

つづいては、長期インターン先の業務内容について。

長期インターン入社後、まず任された業務はオウンドメディア(その企業が保有しているWEBメディア)に掲載する記事の作成業務でした。

先輩社員から「こんなテーマで、このキーワードを入れて記事を書いて」と指示が飛んでくるので、そのテーマのための情報収集を行いつつ、記事を作成。

作成後は先輩にチェックしてもらい、適宜修正しながら記事をリリースしていくといった感じでした。

 

higma
higma
金融関連の本はたくさんオフィスに置かれていたので、そうした本を読みながら記事を書き上げるといった感じです

 

入社1ヶ月ごろまではそうした「ライター職」っぽい仕事をやっていのたですが、その後自分の仕事は「競合分析」に。

先輩社員がリストアップした競合の社員数・売上高・ビジネスモデル・広告・オウンドメディア等々を、デスクトップリサーチでまとめ上げるという作業をしていました。

 

higma
higma
先輩たちが自社の戦略を考えるうえでの情報収集といった感じですね

 

その後、マーケ部としての新施策「獲得した顧客リストへのダイレクトメール送付」という作業のサポートをすることに。

エクセルで管理されている顧客リストを、ダイレクトメール送付のシステムに移行するための作業をしていました。

やっていることは非常に地味で、システムに移行したリストに誤りがないか、目視でスプレッドシートをチェックし続けるという内容。

 

higma
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この作業を週3×8時間やっていたのですが、流石にやりがいが感じられなくなり、そのまま退社しました

 

この長期インターンをして良かったこと

この企業で長期インターンをして良かったことは、「多様なキャリア経験を積んでいる方と出会えたこと」です。

その企業には元日系大手企業の企画職・元証券会社のトップセールス・副業ブロガー・外国人エンジニア等々、さまざまなバックグランドを持つ方が複数いて、刺激になりました。

「なんとなく大企業に入ってサラリーマンをするんだろうな」「商社か金融かな」程度のキャリア観しかなかった自分には衝撃的。

マスコミ業界に進み、また個人でこうしてサイトを運営するキッカケになりました。

 

higma
higma
サークルや飲食店のアルバイトでは得られない経験で、大変貴重だったなと感じます

 

この長期インターンの微妙だったポイント

つづいては、この企業の長期インターンで微妙だったポイントについて。

長期インターン当初は「単純作業ばかりでつまらない」と環境に不満を持っていました。

ただ、今考えてみると「もっとこういうことをやらせてください」というように、希望を全然伝えていなかったなと。

 

higma
higma
「長期インターンをしたら何か面白い仕事ができる」「色々と教えてもらえる」と甘えた考えしてしまっていました

 

大手企業での長期インターンならある程度業務を教えてもらいながら進めることができるかもしれませんですが、ベンチャー企業の社員はそんな余裕がもの。

自信が積極的な姿勢を見せなければ、長期インターンと言えどアルバイトと何らかわらない業務になりかねないと反省したインターン経験でした。

 

②人材系スタートアップでの長期インターン

つづいては、人材系スタートアップでの長期インターンについて。

筆者が長期インターンをしていたB社は、社員数が一桁のゴリゴリのスタートアップ

オフィスも長期インターン1社目と違い、ボロマンションの1室という環境でした。

社員は新卒すぐに会社を立ち上げた社長と共同代表のエンジニア、ほかには新卒でそのスタートアップに入社した方のみといった感じ。

 

higma
higma

社風は非常にウェットでみな仲が良く、高校時代の部活を思い出させてくれるような感じでした

 

長期インターン入社のキッカケ・面接

筆者が長期インターン2社目と出会ったキッカケは、当時その企業でインターンをしていた友人からの紹介。

大学やサークルでの接点は一切ないのですが、同じ就活コミュニティに所属していた&何度か短期インターンで顔を合わせる機会があり、知り合い程度の仲の良さになっていたと。

そんな彼が、これまたFacebookで長期インターンの募集をかけているのをみつけ、超ウキインターンA社の業務に不満を感じていた筆者は連絡を取ることに。

 

higma
higma
Facebook地味に役立ちますね

 

その後、面接日が決定しオフィスにて面接をすることに。

面接では、社長&現場社員の方と1時間程度面接を行い、学生時代頑張ったことや志望動機を聞かれると。

少し変わった質問としては、「優秀な人の定義ってなに?」「コミュニケーション能力ってなに?」みたいな、その場で考える系も。

無事その場で内定をいただくことができたのですが、別の先輩から紹介されていた長期インターンC社からもありがたいことに合格の連絡があったので、しばらく持ち帰り検討することに。

 

higma
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どちらを選ぶか色々と悩みましたが、「週2~3回程度でもコミットできそうな業務内容」という点で、こちらの企業に決定しました。

 

長期インターンの業務内容

そんな長期インターン2社目での仕事内容は、オウンドメディアに掲載する記事の作成。

人材系企業ということもあり、就活関連の対策記事を書いていました。

長期インターンとして入社したばかりの頃は、「社員が指定したテーマの記事を執筆。その後、フィードバックを受けて修正」という感じ。

 

higma
higma
1社目入社当初とあまり変わりませんね。就活記事を200本近く書いていました

 

その後、業務に慣れてくる&自身でWEBマーケティングの理論を勉強していくにつれ、先輩社員からメディア運営責任を委譲され、全体戦略まで考えることに。

社長からも「ある程度予算つけるから、お金かかってもやりたいことやっていいよ」と許可も得られ、新しいプロジェクトを始めるなどしていました。

 

この長期インターンをして良かったこと

この長期インターンを経験して良かったことは、自ら考え、自ら動く積極性が身についたことかなと。

長期インターン先A社では不甲斐ない結果に終わってしまったということもあり、意識的に「積極的に社員に提案する」を指針にしていた結果、組織で活躍するマインドセットが得られたと感じました。

また、WEBマーケティングの面白さをこの長期インターンで気がつけたということもあり、自身のキャリア軸が「マーケ職」と明確に定められたのも良いポイントです。

 

higma
higma
ただカフェでバイトをしているだけでは到底気がつくことができない貴重な経験となりました。

 

この長期インターンの微妙だったポイント

長期インターン先B社の微妙だったことは基本的にはないのですが、WEBマーケに関して圧倒的に詳しい先輩社員が不在だったことはちょっと残念だったかなと。

自分以上に詳しい人がいれば分からないことがあった場合すぐに回答が得られるのですが、そうした人がいないと暗中模索というか、自分でどうにかするしかないのが効率的に悪かったと感じます。

スタートアップは裁量こそ大きくやりがいもあるのですが、ミドルベンチャー・メガベンチャーのように、質問をできる専門家が複数いるという良さはないので、注意が必要だと思いました。

 

higma
higma
スタートアップの方が楽しいんですけどね

 

長期インターンをぜひ体験してほしい

以上、筆者の長期インターン体験談をご紹介してきました。長期インターンのイメージ、多少つきましたかね。

職種によって業務内容はかなり変わってくると思いますが、基本的に「ライター職」というかたちで募集がかけられている長期インターンは、この記事で紹介した通りだと思います。

社会人を数年経験した今、長期インターン生活を振り返ってみると本当にやってよかったと思える貴重な経験でした。

 

higma
higma

もしまた大学生をやれるならば、大学1年から1年ごとの会社を変えて長期インターンがしたいです、本当に。

 

 

この記事を読んでみて「自分にはちょっと難しいかも」と感じた方もなかにはいるかもしれませんが、実際やってみればどうにでもなるものです。

大学時代の失敗なんて失敗ではなく成長のための貴重な経験でしかないので、ぜひ長期インターンにトライして、たくさんの失敗をして欲しいなと切に思います。

長期インターンの探し方については、【経験者が語る】長期インターンの探し方はこれだ!おすすめサイトもにまとめていますので、よかったらこちらもどうぞ。

それでは。

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higma
マスコミ業界で磨耗している20代社会人。 就活では総合商社・外資IT・外資コンサル・日系コンサル・飲料メーカーから内定獲得。日系大手企業の内定を、最小の努力量で獲得するためのミニマルな就活メディア「サクシュー」を運営しています。
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