採用数が非常に少ないゆえ、なかなかに倍率が高い長期インターンの面接選考。
本選考と同様、きちんと対策をしていかなければ、結構な確率でお祈りを食らってしまうものです。
上記のような思いを抱える就活生に向けて、この記事では長期インターンの面接対策方法や志望動機の伝え方をご紹介します。
4社から長期インターン内定を獲得した筆者直伝の対策方法ですので、ぜひ参考にしてください。
長期インターン面接対策のポイント。長期インターン志望動機の伝え方。
Contents
長期インターン面接で見られていること
それでは早速、長期インターン面接で見られていることを解説します。
業種や職種・企業によって見られているポイントにあるのですが、どの企業でも見られている2つのポイントは下記の通り。
長期インターン面接で見られていること
- 一緒に働きたいと思える人間性か?
- 積極性や自分で考え行動する人間か?
①一緒に働きたいと思える人間性か?
長期インターン面接で見られていること1つ目は、一緒に働きたいと思える人間性かどうかということ。
もちろん能力面も重要は重要なのですが、長期インターン選考では本選考以上に人間性が重視されるものです。
というのも、長期インターンの内定を出した後、すぐ一緒に働くことになるから。
長期インターンはその点、現場で一緒に働くことになる人が面接官として現れてくるので、その面接官に「なんかいい子そう」と思ってもらえない限り、面接は通過できません。
面接官に「良い子だ」とおもってもらうために、「ハキハキとしゃべる」「笑顔で応対する」ことをまずは心がけると良いでしょう。
みなさんの周りに何人も後輩がいると思いますが、そのなかでも「この子いいな〜」と思う人を思い浮かべてみてください。
どうしてその子のことを「良いな」と思うか、理由を考察してみましょう。
きっと「親しみやすいから」「素直だから」「ノリがいいから」などさまざま理由が浮かびかがってくるはずです。
そうした要素のなかで、自分でもできそうなことを面接でも実践してみてください。
筆者はそうしてました。
②積極性や自分で考え行動する人間か?
長期インターン面接で見られていること2つ目は、積極性や自分で考え行動する人間かどうかということ。
長期インターンはアルバイトと異なり、マニュアルなどの正解がない課題に対して、自ら考え行動を起こすことが求められるものです。
ですので、「指示待ち人間」は長期インターンにおいて歓迎されないと。
社員が指示を出さずとも、「このデータまとめておきますね!」だったり「これってAだと書かれていますけど、私としてはBだと思うのですが、いかがでしょう。」だったり、自ら動くことが求められます。
なので、面接においては「何事においても、自分の意思を持っている行動している」「日々、課題意識をもって生きている」ことを意識して伝えましょう。
長期インターンの面接では「一緒に働きたいと思える人間性か?」「積極性や自分で考え行動する人間か?」が特に見られている。
長期インターン志望動機の伝え方
以上、ここまで長期インターン面接におけるポイントをご紹介してきました。
ここからは、長期インターン面接において非常に重要な「志望動機の伝え方」を解説します。
長期インターン面接における志望動機の伝え方は、下記の二段構成です。
長期インターン志望動機の伝え方
- 長期インターンをする目的
- その企業を選んだ理由
①長期インターンをする目的
長期インターン面接の志望動機を伝えるうえで、まず整理しておきたいのが「長期インターンをする目的」です。
企業の面接官側からすると、どうして学生のうちからビジネス(長期インターン)に興味をもっているか純粋に気になるもの。
また、「長期インターンをする目的」を聞くことで、その学生の価値観や積極性も判断することができるので、聞かれることが多い質問です。
長期インターンをする目的は、下記の3段構成でまとめておきましょう。
- 将来の目標/理想像
- 目標達成に向けて今必要なこと
- 今必要なこと=長期インターンというロジック
上記事項を整理しておくことで、「私は〜なりたい。そのためには〜が必要。長期インターンはまさしく〜ができる。だから長期インターンがしたい」という綺麗なストーリーが完成します。
②その企業を選んだ理由
つづいて、長期インターン面接の志望動機を伝えるうえで整理しておきたいのが「その企業を選んだ理由」。
本選考ほど深堀りされることはありませんが、やはり「どうしてウチなのか」は長期インターン採用担当者も気になるので、間違いなく聞かれる設問です。
- なぜその業界か
- なぜ競合ではなくその企業か
- なぜその職種か
通常選考の面接では②までで良いのですが、長期インターンは職種採用の場合がほとんどですので、「その職種を選んだ理由」まで考えておく必要があります。
「面接先のサービスを使ってみる」ことから始めてみましょう。
ほかにも企業の採用ホームページや、社長インタビュー/SNSに目を通しておくことが大事。
一連のリサーチで見つけた「この会社のここのポイント良かった!」「採用ページのこのお文言に惹かれた」「社長SNSのこの投稿は響いた」をまとめてみましょう。
その後、みなさんが長期インターンをしたい理由と照らし合わせることで、最初は志望動機を作ることができなかった企業でも、原体験から裏付けされた納得感のある志望動機をつくることができます。
長期インターン面接で志望動機を伝える際は、「長期インターンをする目的」「その企業を選んだ理由」を伝えること。
長期インターン面接は結構落ちるので要注意
以上、長期インターン面接における志望動機の伝え方をご紹介してきました。
最後に、少しだけ補足をしておきます。
それは、超大手企業と比較すると長期インターンの面接難易度は比較的容易に思えるかもしれませんが、長期インターンの選考というものは実際はかなり難易度が高いということ。
筆者が実際に面接を受けた長期インターン先も、倍率は約10倍程度。
それも、「長期インターンを志望する意識が高い学生」が母集団のなかでの倍率10倍なので、相当高い倍率です。
これほど倍率が高い理由は、そもそもの長期インターンを採用している企業自体が少なく、かつ1社あたりの採用数が一桁程度しかないから。
いざ長期インターンを始めようと思い立っても、なかなか受からずそもそも始められないというパターンも大いにあり得ますのでご注意を。
長期インターンの求人が掲載されているサイトから、複数の企業にエントリーしておくことをおすすめします。
全国の長期インターン求人が掲載されているインターンシップガイドがおすすめです
長期インターンの面接対策を
以上、この記事では長期インターン面接におけるポイント・志望動機の伝え方を解説してきました。
先にも書いたように、長期インターンの選考は結構通過が難しいので、入念に対策しておくことをおすすめします。
「なかなか受からないよ」という方は、長期インターンに受からない3つの理由-社会人が丁寧に解説しますにて解説していますので、こちらも参考に。
「長期インターン面接の持ち駒を増やす」という意味では、【経験者が語る】長期インターンの探し方はこれだ!就活サイトも紹介も参考になるかと思いますので、ぜひ。
それでは。
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