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インターンとバイトの違いは?
(1)日系外資業界問わず複数トップ企業から内定を獲得した実績
(2)大手就活サイトで300本以上の記事を執筆経験
(3)社会人視点での就活攻略
を武器に就活記事を書いています。
このようなモヤモヤを抱える大学生に向けて、この記事ではインターンとバイトの違いを徹底解説していきます。
大学生活をアルバイト2年、長期インターン2年に捧げた筆者だからこそわかる両者の違い。
筆者の体験談を交えながら分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
そもそもインターンとは何か?
インターンとバイトの違いのお話をする前に、まず知っておいて欲しいほとがあります。
それはインターンにも種類があるということ。
大きく「短期」と「長期」に分けられるのですが、立ち位置が全然違うので正しく理解しておいてください。
(1)短期インターン
短期インターンは1日〜5日くらいの期間で行われるものです。
大学の休み期間に合わせて開催されることが多く、企業側が自分達の仕事を理解してもらうために開催します。
外資系企業をはじめとした一部企業は本選考として使ったりもしますが、一般的には「簡単な仕事体験」をするためのインターンで、基本的に無給。
「社会人ごっこ」をするための大学生版キッザニアです。
(2)長期インターン
確かに長期インターンは期間が半年以上に及ぶため、「長期」と呼ばれていりますが、それだけが違いではありません。
というのも、短期インターンは「社会人ごっこ」ですが、長期インターンはちゃんと仕事をするから。
時給がちゃんともらえるケースがほとんどで、アルバイトの代わりに長期インターンをするパターンが多いです。
僕もそのうちの一人でした。
おそらくこの記事をご覧になっている方は「バイトの代わりに長期インターンした方が良いかな?」と考えて「バイト インターン 違い」と検索されていますよね。
なので、この記事では「長期インターン」と「アルバイト」の違いについて僕の体験を元に掘り下げていきます。
インターンとバイトで変わらないこと
そう思われる方もいるかもしれませんが、インターンもバイトも共通する部分があります。
それが下記の2点です。
- 最初は雑用から始まること
- 給与水準
補足していきます。
(1)最初は雑用から始まること
インターンは入社後に社会人と同じ難しい仕事ができる!と考える方もいるかもしれませんが、最初は雑務だったり難易度の低い仕事から任されます。
僕もインターン開始当初は「〇〇調べておいて」など、誰でもできるような仕事から始まりました。
いきなり難易度の高い仕事に取り組めるというわけではないのでそこはしっかり認識しておいてください。
(2)給与水準
確かにインターンは社会人と同じような仕事をするので、給料も高いような気がしますよね。
ただ、多くのケースではアルバイトとそこまで変わらない時給を提示されます。
僕のケースでご紹介しましょう。
インターンとバイトの給料の違い
予備校バイト | 時給1100円 |
---|---|
飲食店バイト | 時給950円 |
インターン① | 時給1000円 |
インターン② | 時給950円 |
僕の場合だと、むしろバイトの方がインターンよりも稼げていました。
なかにはインターンでも時給2000円以上だったり、ボーナスが支給されるところもあるようですがそれは稀なケース。
基本的には一般的なアルバイトと同じor数百円高い程度の給与なので、あまり期待しないように。
インターンとバイトの違い6選
ここから本題に入っていきましょう。
インターンとバイトの違いは大きく「6つ」あります。それがこちら。
- 裁量
- 思考量
- 人
- 選考難易度
- シフトの融通
- キャリアに役立つ度合い
順番にみていきましょう。
(1)インターンとバイトの違いは「裁量」にあり
裁量は「任される仕事の範囲」のことです。
アルバイトはやれる仕事に限界がありますが、インターンは社員とほぼ同じ扱いのなので色んな仕事を任されることが特徴。
先ほど「インターンとバイトで共通すること」でも言いましたが、確かにどちらも雑用から始まります。
ただ、「伸びしろ」という点ではインターンとアルバイトは全く違うと。図示してみました。
バイトとインターンの違い

インターンの方が社員に近い領域まで任されることが多いです。
と言うのも、インターンを募集する企業は基本的にベンチャー企業で、人手不足と資金不足に悩まされています。
そのため社員では仕事が回りきらず、本来社員に任せるべき仕事がインターン生に降ってくると。
だいたいは先輩インターン生がその仕事を担当しているので、入社したては回ってきませんが、次第に先輩インターン生は大学卒業とともに辞めていきます。
でも社員は入ってこないので、必然的に自分に裁量の大きい仕事が回ってくるというシステムです。
確かに人手が足りない個人飲食店なども裁量が大きくなりますね。
ただ、一般的なチェーン店だとアルバイトのマニュアルがしっかり作られていると。
すなわちバイトがやれる上限値が決まっているパターンが普通のなので、マニュアルなんてものはないインターンの方が自由度も裁量も大きいです。
確かに物凄いやる気があるバイトならマニュアルで決められた上限なんて無視して裁量の大きい仕事ができると思います。
ただ、なかなかバイトをしているとそんな雰囲気にならないもの。
というのもアルバイトを雇う社員側もそもそもそこまで期待していないですし、同僚も目的は金稼ぎなので意識が高くないから。
周囲の意識が低い状態だと得てしてそれに流されてしまうので、なかなかアルバイトで裁量をもって動くのは難しいと言えます。
その点でいくとインターンは社員もインターン生にゴリゴリコミットをすることを期待していますし、同僚も意識が高い人が多く「裁量が大きいこと=当たり前」として捉えており、意識せずとも自然と裁量が大きくなってくるものです。
(2)インターンとバイトの違いは「思考量」にあり
簡単にいうと「脳みそ」を使う度合い。
インターンの方がバイトよりも「脳みそを使う時間」が長いですし、「脳みそのひねり方」がハードなもんです。
雑用の頃はインターンもアルバイトも特に変わらないですが、裁量が大きくなると全然度合いが違ってきます。
なぜかというと、裁量が大きくなるとそれだけ難易度の高い「戦略」を考える役割に変わるから。
カフェでのバイトを例に考えてみましょうか。
大学生アルバイターは勤務時間のうち、ほとんどをレジにたったり飲み物を作る時間に捧げることになります。
一方で店長って何をしてますか?
たまに店舗に立つ機会もありますが、基本的には裏で人員配置だったり、収益分析や今季のセールス戦略を考えていたりします。
じゃあ、このアルバイトと店長の行動の違いを図にしてみましょうか。
アルバイトと店長の行動

図にしてみると全然違いますよね。
店長は難易度の高い仕事をじっくり時間をかけている一方、アルバイトは基本的に店長が考えた戦略通りに動く「駒」です。
たまに「どうやったら接客よくなるかな」など脳みそを使う時間はあれど、基本的には接客やドリンク作成を「こなす」時間になってしまいますと。
おっしゃる通り。ただ、アルバイトリーダーもできることかなり限られていますよね。
なんでかというと社員の同等の動きまでは期待されていないから。
一方でインターンは社員と同等の役回りが期待されています。
アルバイトとインターンの違い

先ほどもお話ししましたが、先輩インターン生になってくると立場はほぼ社員になり結果的に裁量が増え、「こなす」作業は基本的に後輩インターンに任せることになります。
つまり、アルバイトで言う店長ポジションに限りなく近づけるという訳です。
そうなると必然的に求められるのが「思考量が多い仕事」。
そんなこんなでインターンはアルバイトよりも思考量が求められる可能性が高いと言えます。
(3)インターンとバイトの違いは「人」にあり
勤務先が違えば人が違うのは当然のことですが、それとはちょっと意味合いが違います。
アルバイト先の社員を想像して欲しいのですが、基本的にその道一本の人がほとんどのケースなんですよね。
たとえば予備校であれば「ずっとその予備校で先生やっていた人」でしょうし、カフェであれば「バイトからずっとそのカフェにいた人」。
一方でインターン先の社員って「色々な組織に所属してきた人」ばかりです。
というのもインターンを募集しているのは、ベンチャー企業が多く、ベンチャー企業に務める多くの人は「中途入社」だから。
なので色々な業界や商材を扱ってきた人生経験豊富な人のパターンが多いと。
もちろん優劣はないと思いますが、この「社員の経験」という点でアルバイトとインターンは違いがあります。
(4)インターンとバイトの違いは「選考難易度」にあり
受ける企業やバイト先にもよりますが、基本的にインターンの方がアルバイトよりも選考難易度が高いです。
というのも、インターン先は「社員と同じくらいの働きをする学生」を求めているから。
バイトはある程度「素直さ」「笑顔」が良ければ面接も通ってしまいます。
ただ、インターンは「自律性」や「思考力」など「ビジネスマンとしての素養」も見られるため難易度は高いと言えます。
かつ募集人数も基本的は少ないですし、応募する学生も基本的にレベルが高いと。
そのため、インターンの方がアルバイトよりも選考難易度が高くなるのは当然です。
(5)インターンとバイトの違いは「シフトの融通」にあり
インターンの方が確実にアルバイトよりシフトの融通がききます。
飲食店や塾講師のアルバイトをしている方なら分かると思いますが、アルバイトは結構厳しくシフトが管理されるもの。
どうしてもシフトの時間にいけない場合は他の同僚に代わりをお願いしなければならないほか、勤務日数を減らしたくてもなかなか許可が降りないものです。
一方でインターンはかなり自由。これは「業態」が大きく影響しています。
アルバイトは基本的にお客さんと直接対面する接客業が多いですよね。塾も生徒と対面しますし。
一方、インターンは基本的にお客さんとは対面せず、自分たちで黙々と進めていく仕事が多いです。
僕の場合、企業がもっているウェブサイトの管理が仕事でした。
具体的に何をやるかというと、ウェブサイトに掲載する記事を執筆したり、どんなコンテンツがあれば成約につながるかを考えるなど。
そのため、自分が休んだとしてもあまり周囲に迷惑をかけることがないため、シフトの融通がききやすいといえます。
おっしゃる通りです。
営業となってしまうとアルバイトと同様、お客さんが発生してしまうので。
ただ大学生が担当するインターン業務は、僕の主観ですがWEB周りのコンテンツ製作が多いため、営業はレアケースかと。
なので平均的に見ればインターンの方が融通が効きやすいと思います。
(6)インターンとバイトの違いは「キャリアに役立つ度合い」にあり
インターンの方が将来のキャリアを考えるのに役立ちます。
というのも、インターンだとその企業につとめる社員と同じような仕事ができますし、人生経験豊かな社員から色々と話が聞けてキャリアの参考になるから
確かにアルバイトでもキャリアを考えることに役立つものもあるでしょう。
僕もカフェのバイトでサービス業の大変さなどを学ぶことができ、業界選びに生きたりもしました。
ただ、「アルバイト」ってみなさんがやりたいような仕事に近いんでしょうか。
コンビニ・カフェ・塾・居酒屋という大学生にメジャーなバイトっていわゆるサービス業ですよね。
大卒の方、特にこのブログを読んでくれているほどの意識が高い大学生って、卒業後あまりサービス業にはつかないと僕は考えます。
少なくとも、僕の大学コミュニティではそうでした。
おそらく皆さんは、より難易度の高い仕事につく確率が高いでしょうし、みなさんもそれを望んでいるかなと思います。
なので、いくら役立つアルバイトがあろうとも、将来的につかなさそうな職種であればキャリアを考えるのには生きないかなというのが僕の意見です。
それならば、みなさんがつくであろう職種の仕事が体験できるインターンの方がキャリアを考えるのに生きると言えます。
インターンとバイトの違いを理解したら
この記事ではインターンとバイトの違いについて、僕の経験と主観をもとに解説してきました。
人生経験としてアルバイトをするのは大事だとは思うのですが、大学4年間をアルバイトに捧げるのは非常にもったいないと僕は考えています。
自分が将来やりたいことに近い内容をアルバイトでできるならば全然アルバイトにフルコミットして良いと思いますが、特にやりたいことがない場合はインターンがおすすめです。
こちらの記事では長期インターンの探し方について書いています。
ぜひ参考にしていただきたい。

いますぐに探したいという方はこちらのサイトがおすすめです。
また、この記事では「インターンをおすすめする理由」について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。



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それでは。


