就活では総合商社や外コン・大手メーカー等から内定を獲得しました。
大手就活サイトのライター経験後、自分でサイトを作って”キャリアに役立つ情報”を発信しています。
大学生にとって、貴重な経験となる長期インターン。
様々なベンチャー企業が長期インターンを募集していますが、企業によって業務内容は大きく異なり、当たり外れが結構あるものです。
この記事ではそんな長期インターン探しをグッと楽にしてくれる、長期インターン探しに特化した「ユアターン 」というサービスをレビューしていきます。
Contents
ユアターンの概要
まずはユアターンの概要を調べてきたので、簡単にご紹介します。
諸々調べてみましたが、怪しいサービスではないことが確認できたので、サラッと読み流していただければ。
- ユアターンの会社概要
- ユアターンのサービス概要
- ユアターンの登録企業
①ユアターンの会社概要
ユアターンの公式サイトから会社概要について引っ張ってきました。
運営会社 | 東晶貿易株式会社 |
---|---|
設立年 | 1995年 |
事業内容 | メディア運営/広告代理/EC/アプリ開発 |
新興企業というわけでもなく、古くからWEBサービス事業を展開している企業とのこと。
本社は六本木に構えており、中国にもオフィスを展開しているなどグローバル規模でビジネスをしているようです。
②ユアターンのサービス概要
つづいてはユアターンのサービス概要について。こちらの公式サイトから文言を引っ張ってきました。
『ユアターン』は大学生の長期インターンシップに特化した求人サービスです。
大学生の成長機会を増やすこと、日本の会社を若い世代から成長させることを目的にリリースしました。
長期インターンを大学生の”当たり前”にするため、日々拡大を続けています。
要は「長期インターンに特化した求人サービス」であり、長期インターンを募集したい企業と学生をマッチングさせるサービスです。
他にも長期インターンに応募できる就活サービスは多々ありますが、「特化」という点ではユアターンのみの模様(筆者調べ)。
③ユアターンの登録企業
つづいて、ユアターンで探すことができる登録企業(長期インターン先)について。
公式ページに登録企業が掲載されていたので、一部抜粋してきました。
ユアターン登録企業
M&Aクラウド、グローアップ、NTTデータスマートソーシング、ルーマニア政府観光局、Zidai、スパイスファクトリー、アイリピート等
ルーマニア政府観光局という異色な長期インターン先もありますが、ほとんどはベンチャー企業であり、多岐にわたる業界の企業が登録しています。
一部大手志向の学生は「ほとんど聞いたことが無い企業だけど大丈夫なのかな?」と思われるかと思いますが、長期インターンは基本そんなもんです。
そもそも大手企業は長期インターンを募集しておらず、長期インターンをやるとなるとほぼほぼ世間的に知名度の低い企業でやることになるでしょう。
ただそれは決してネガティブなことではなく、むしろ裁量が増えるなどのメリットばかり。
他にも、ユアターンのトップページにて長期インターン募集企業が諸々紹介されているので、気になる方はご覧ください。
【検証】ユアターン試してみた
ユアターンの概要についてサラッと見てきたところで、「実際にユアターンはサービスとしてどうなのか」を検証していきましょう。
実際にユアターンに登録してサイトの隅々まで見てきたので、画面のスクショとともに読者の皆さんにも擬似体験していただければと思います。
大きく分けるとステップは3つあったので、順番に見ていきましょうか。
- ユアターンに登録
- ユアターンの適職診断受験
- ユアターンで長期インターン検索
①ユアターンに登録
まずはユアターンの登録画面から。
ユアターンの登録画面

筆者はメールアドレスで登録しましたが、SNSアカウントでの簡単登録も可能なようです。
他の就活サービスでは自己PRだったり、研究内容だったりを長々と聞かれることが多いですが、非常にシンプルな登録画面でした。楽です。
ユアターンの登録画面

メールでの認証を終えて、早速ユアターンの登録が完了。
登録後はプロフィールを任意で記入する画面が現れてきましたが、現段階ではスルー。
ただ、長期インターンのスカウトや応募には必要なので、いずれにせよ記入することにはなりそうです。
②ユアターンでの適性診断受験
ここまででユアターンへの会員登録は完了。
つづいては自分自身がどんな長期インターン先に向いているかを診断してくれる、簡易的な適職診断を受けることに。
ユアターンの適職診断画面

質問数は15個と、短時間で終えられる仕様になっています。
OfferBoxでは250問近く存在するため結構面倒なのですが、ユアターンはライトな質問数で個人的には良いかなと。
ユアターン適職診断結果

15問の回答を終えると、すぐに診断結果が表示されました。
筆者の場合は「感受性・向上心・学ぶ姿勢・コミュ力」が高くされたようで、適職がライターということに。
どのようなロジックでそのような判断がされたのかは分かりませんが、実際筆者はライターとして活動していますし、向いているなあと感じるので精度も良いかなと感じます。
ユアターン適性診断結果

適職診断では「適職」を判断するだけではなく、強みに関して少し深ぼった解説もついてきます。
ある程度、自己分析なんかにも使えますし、やってみる価値はあるかと感じました。
③長期インターン検索
そんなこんなで長期インターンの検索へ。
ユアターン検索画面

こちらがユアターンの長期インターン検索画面。
エリア・職種・業界に加えて、勤務可能日数やこだわり条件でも絞ることができました。
「固定シフトは嫌だ」だったり「出勤は面倒なのでリモートワークが良い」というニーズでも絞り込めるのは素直にありがたいなと感じます。
ユアターン検索画面

そんなわけで条件を設定し、検索して出てきた企業はこんな感じ。
ヒットした企業が一覧で表示されており、右端の♡の個数をみると学生から人気が高い企業を知ることができる仕様です。
ユアターンの企業詳細

気になった企業があったので詳細をクリックしてみました。
どんな企業でどんな業務内容かという情報はもちろん記載されていますが、それに加えて「得られるスキル」が紹介されています。
長期インターンを成長の機会として捉えている学生にとっては非常に嬉しい情報なのでは無いでしょうか。
冒頭にも申し上げた通り、長期インターンのなかには自分のやりたいことと全く違うハズレ企業が存在するため、このページで「本当に自分が得たいスキルなのかどうか」を確認できて良いかなと。
ユアターンの給与情報

給与情報についても詳細な部分まで書かれていました。
【長期インターンシップのリアルな給料】インターン先の選び方も解説!でもちょろっと解説していますが、意外と給与体系が明記されていない長期インターンもなかにはあるものです。
実際インターン入社してみて「予想より時給低かった」だったり「昇給という概念が存在しなかった」とわかったりするものなので、入社前に確認できるのはありがたいかなと。
【評価】ユアターンはどうだった?
つづいては、実際にユアターンを体験してみた感想と評価について。
率直に「良かった点」と「気になった点」を記載していきます。
ユアターンの良かった点
まずはユアターンの良かったポイントから。下記の2点です。
- 学生目線にたったサービスであること
- シンプルで簡単な適職診断
①学生目線にたったサービスであること
まずユアターンの良かった点1つ目としては、「学生目線にたったサービスである」ということ。
これはユーザーが学生なので当たり前のことではあるのですが、意外とこの「学生起点のサービス設計」ができていないサービスが多いものです。
たとえば、「インターンの概要」一つをとっても「企業と名前と業務内容は紹介している」という企業は多いのですが、そこで情報が止まっているサービスも結構ありまして。
その点、ユアターンは「学生がインターンに求めるのは成長であり、どんなスキルが得られるのかが非常に重要」ということを理解していて、その上で企業の概要文を作成しているのが素直に素晴らしいなと感じました。
また、インターン先を絞り込む「こだわり検索条件」では「空きコマ可」だったり「土日可」だったりと、学生ならではのツボをしっかりと押さえにきているなと。
なので、ユーザーにとっても非常に長期インターン先が探しやすいですし、みなさんにとっての理想的なインターン先を探すことに役立つかなと思います。
②シンプルで楽しい適職診断
ユアターンの良かったポイント2つ目は、シンプルで楽しい適職診断。
最も言いたかったことは1つ目の「学生目線にたったサービスである」ということだったので、かなりライトな良かったポイントにはなってしまいますが、こちらも非常に好印象でした。
適職診断は問題数が多ければ多いほど正確になるものですが、あまりにも多すぎると途中で面倒になって投げ出してしまうことが多々あるかと思います。
ただ、本当に数問程度だと頼りないという、「ユーザーのやる気」と「正確性」のバランシングが非常に難しいものです。
その点において、ユアターンの適職診断はうまいことモチベーションが続く15問という問題数に絞りつつ、かつ結構正確な答えを出してくれるので良いと感じました。
ユアターンの微妙だった点
つづいてはユアターンの微妙なポイント。
基本的にUIもUXも快適なので不快に感じるポイントはなかったのですが、対象エリアの狭さが気になりました。
というのも、基本的に一都三県在住の学生向けのサービスであるため、インターン先もエリアがそのあたりに集中していると。
大阪にも名古屋にも魅力的なインターン先は結構あると思うのですが、そこに対応しきれていないのは残念だなと。
一方で、他の就活サービスで大阪・名古屋エリアのインターン先を紹介しているところをまだ見たことがない(調べきれていないだけかもですが)ので、致し方がないことなのかなと。
結論:東京エリア在住者にはおすすめ
ユアターンの良いところと気になったところを述べてきましたが、一旦ここで内容をまとめます。
諸々書いてきましたが、「学生目線にたったサービス設計」のため「長期インターン探しが非常しやすい」かつ「モチベーションが絶妙に続く適性診断」があるので楽しく、「一都三県の学生にお勧め」ということになるかなと。
長期インターンに少しでも興味がある方は、一度ユアターンで自分が希望する条件を入力してみてザッと企業を眺めてみると良いと思いました。
ユアターンをうまく使いこなすために
ここからは長期インターンを実際にちゃんと探したいという方に向けて、うまくユアターンを使いこなすコツみたいなものをお伝えしていこうかと。
結論からいうと、「1社に決め打ちで応募」だと勿体ないので、「気になったところはとりえあず応募して、話を実際に聞いてみる」ということです。
というのも、世の中には面白そうな企業やら事業がゴロゴロと転がっており、掘れば掘るほど魅力的なインターン先が見つかるため。
たとえばマーケのインターンを志望している場合でも、「営業」だったり「ライター」なども話を聞くとよいかなと思います。
インターンは自分のキャリア観を広げるためのものでもあるので、変に幅を狭めすぎることなく、学生という立場をうまいこと活用して、様々な企業人と話してみると良いでしょう。
ぜひ、ユアターンをうまいこと活用して、自身のキャリアに役立ててみてはいかがでしょうか。
それでは。