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トップ1%に上り詰めたいなら、20代は”残業”するな
社会人生活もいよいよ1周目が終了というタイミングで今後のキャリア形成について悩んでいた僕。
Kindle Unlimitedに何か良い本が無いものかと探していたところ、「20代は”残業”するな」という衝撃的なタイトルが目に飛び込んできました。
完全にそう思ったのですが、溢れ出る興味が抑えられず「読み放題対象外」だったものの購入することに。
勉強になる部分が多々ありました。この記事では自分の備忘録がてら、「トップ1%に上り詰めたいなら、20代は”残業”するな」から得た学びを記載します。
「トップ1%に上り詰めたいなら、20代は”残業”するな」のあらすじ
Amazonに書かれていた「トップ1%に上り詰めたいなら、20代は”残業”するな」のあらすじは下記の通り。
会社や世間の “常識”に惑わされず
自分だけの軸を持て!電通・外資系コンサル会社で結果を出し続けてきた男が語る、“どこに行っても通用する人”になる仕事と人生の極意。
●頑張っているのに、なぜか成長している気がしないというあなた……。
こんなことをしていませんか?
・何の疑問も抱かず、残業をしている
・上司から言われたことをただひたすらやり続けている
・異業種交流会で人脈を広げようと努力している
・多種多様な勉強会に参加している
・がむしゃらに仕事をすれば結果がついてくると思っている
――これらはすべて“ムダな努力”です。●20代をムダにせず有意義に過ごすために自分で考え、自分の足で歩もう
本書のタイトルの後半部分「20代は“残業”するな」については、ドキッとされた方も多いかもしれませんね。これは決して、いまはやりの「ワークライフバランスをとろう」などという主張ではありません。(中略)「目の前の仕事に一生懸命に取り組むのはいいことだ」という世間的な常識を疑うこともなく、その仕事が社会にどんなインパクトを与えるのか、自分にどんな成長をもたらすのか、といった見通しも持たず、無自覚に目の前の仕事に取り組む、そうしていれば高い評価をもらえるだろうと甘える――。
そういう知的に怠惰で依存的な態度を戒めるために「残業するな」といっているのです。
(はじめにより)――仕事がどんどん楽しくなり、成果が驚くほど出る秘密がここに。
「トップ1%に上り詰めたいなら、20代は”残業”するな」から得た学び
「トップ1%に上り詰めたいなら、20代は”残業”するな」を読んで、心に残ったポイントを記載していきます。
早すぎる時期に収穫をえようとすれば、かえって人生から得られる収穫量そのものが減ってしまう可能性がある。
(中略)
つまり、40代から50代の成果というのは、20代から30代の時期にかけて行った「インプット=種まき」によって回収するしか無いのです。
仕事に忙殺される=毎日が充実=良いじゃん!と思っていた僕。
キャパの果てる限り仕事の質問わず量をこなして忙殺されようとしていた過去もありました。
がしかし、インプットを意識するようになってからというものの、過去のやり方では成長しないと痛感。インプットは本当に大事ですね。
”成長”と”成果”につながるものだけに注力する
(中略)
両方の条件を満たさないと判断されるものについては、できるだけ逃げて引き受けない、引き受けても60%くらいの出力で適当にやり過ごすことが必要だ
新人は常に全力で仕事に取り組むべきだ!という意識が常にあったのですがハッとさせられました。
確かに筋の悪い仕事に力を入れすぎて、結果そもそもそこまで求められていなかったり、自分のなかで6割のデキでも喜んでもらえたりなど、良い具合に力を抜くことが大事ですね。
スジの良い有意義な仕事、成長実感を伴うやりがいのある仕事に従事しているために、妙なウサ晴らしやストレス解消のために余暇を無為に消費する必要がありません。
組織の中で階層の岩盤を突き破ってくるような人材というのは、どこかで上司が設定した仕事の枠組みに収まらないアジェンダを自分で設定して、それを実現させています。
先輩から降りてくる仕事をちょっと期待を超えるクオリティにすることに意識向きすぎていて、そもそも突き破るということを忘れていました。
「努力とは怠惰である」と指摘した上で、さらに「怠惰の反語は『努力』ではなく『思考』である」と言っています。
(中略)
「自分は才能がないから努力する」というステレオタイプな固定観念を疑うこともなく、世の中的にわかりやすいガンバリに逃げる、というのは努力でもなんでもない、単なる知的怠慢でしかない
著者自身の言葉では無いのですが、一番心に残ったワード。
「努力とは怠惰である」
なんと美しい言葉なのでしょうか。
「思考停止でがむしゃらに頑張る」
高校生の頃部活ではそれが美徳とされておりその思考が刷り込まれていたのですが、確かにそれは間違っている。
思考から逃げているだけ、とりあえず努力をしているから大丈夫だと自分を安心させているに過ぎないですよね。
類い稀なリーダーシップというのは、光とともに影も生み出すのだということ。
独学においてまずは何をおいても意識しなければならないのが、自分のカリキュラムを自分で組む、という意識です。
気分で勉強するものを決めていた僕はまたギクっとしました。
スケジュールもゴールも決まっていないのにただ学ぶって非効率的過ぎますよね。
10年先、20年先などを考えて「この道一筋にやっていくのだ」などと考えてキャリアを考えることは意味がなく、「とりあえず5年間はこれが面白そうだからやってみよう」ということで構わないと思います。
就活生をしていたときも、社会人になってからも求められる「10年後の自分の姿」
学生の頃から「そんなもん分かるわけないだろ!」とムカつきつつも無理やり書いていた僕にとってはピルクル的優しさ。
やがて人生にとって大きな意味を持つ一日になっていたのです。
「トップ1%に上り詰めたいなら、20代は”残業”するな」を読んでみて
思わずタイトル買いしてしまった本ですが、非常に為になりました。
・インプットは将来への貯金
・”成果”と”成長”を意識し仕事を分類
・依頼を間に受けない、自分なりのブレイクスルーを
・努力に逃げない
・自分用カリキュラムの作成
上記ポイントを意識しながら、生きていこうと思います。
仕事に悩める20代サラリーマン/OLに是非読んでいただきたい。
それでは。