一般的なアルバイトとは違い、企業で頭脳労働をすることになる長期インターン。
学生生活に余裕がある今のうちに、長期インターンを始めた方が良いのか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
上記のような思いを抱える就活生に向けて、この記事では「長期インターンやる意味・メリット」「長期インターンが就活で有利に働く理由」をご紹介していきます。
学生生活のうち、2年間長期インターンをしていた筆者の経験談も織り交ぜながら解説していきますので、きっと参考になるはずです。
長期インターンをやる意味メリット。長期インターンが就活に有利に働く理由。
Contents
長期インターンをやる意味はあるのか?
まずは「長期インターンはやる意味あるの?」という問いについて。
筆者の周囲にいる長期インターン経験者はもれなく「長期インターンをやっておいて良かった」と口を揃えて語るのですが、下記のような理由があるのかなと。
- 純粋に面白いので、学生生活が充実する
- 履歴書に傷をつけず、複数社経験できる
- 新入社員時代の動きに差がつく
①純粋に面白いので、学生生活が充実する
長期インターンをやる意味1つ目は、純粋に面白いので学生生活が充実すること。
【早大卒が語る】大学生にアルバイトをおすすめしない2つの理由でも熱弁していますが、長期インターンの業務はアルバイトと異なり、自分の頭で考える機会が多くあります。
ビジネスの世界には「マニュアル/正解」といったものがあまり存在しないので、必然的に自分自身が試行錯誤することが求められるからです。
ただぼーっと立っていたり、同じ作業を繰り返すだけでお金が貰えるアルバイトと比較して、主体的に動く機会が多々あるので、それだけやりがいも感じられるのかなと。
②履歴書に傷をつけず、複数社経験できる
長期インターンをやる意味2つ目は、履歴書に傷をつけず複数社経験できることです。
社会人になってしまうと、「他の会社もどんな感じが気になるな」と思ったとて「新卒入社してすぐに会社を変えるわけにはいかないか..」と転職リスクが気になってしまうもの。
その点、長期インターンはいくら短期間で辞めたとて履歴書に書く必要がそもそもなく「学生時代の経験」として済まされるのが良いなと。
また、色々な業種/雰囲気の会社を経験しておくことで、「本当にやりたいこと」「自分にとって居心地の良い組織」がわかってくるというのは、長期インターンの魅力だと思います。
③新入社員時代の動きに差がつく
長期インターンをやる意味3つ目は、新入社員時代の動きに差がつくこと。
一般的な大学生活を送ってきた大学生であれば、社会人生活というものはまさしく「未知の世界」であり、慣れることに必死になるものです。
ただ、長期インターンを経験していると「出社→業務→報告→業務→相談→業務」といった業務の一連の流れを既に理解できているので、入社後も動揺することが少ないかなと。
また、「仕事は自分のところで寝かさない。ある程度できたらすぐ相談」だったり「相談事項は一度整理してから先輩の元へいく」だったりと、基本的な動作が染み付いた状態で臨めるので、事故るリスクが減ります。
入社/配属当初の印象はずっとつきまとうことになるので、良いスタートダッシュが切れるとその後も良い評価が得られやすくなるのも◎。
長期インターンをやっておく意味は大きく3点。
1点目は、純粋に面白いので、学生生活が充実すること。2点目は、履歴書に傷をつけず、複数社経験できること。3点目は、新入社員時代の動きに差がつくこと。
長期インターンが就活で有利になる理由
つづいては、長期インターンが就活に有利に働く理由について。
筆者は実際に長期インターンを経験したうえで就活に臨んだのですが、下記のようなメリットから、「長期インターンは就活に有利だ」と感じました。
長期インターンが就活に有利と感じた理由
メリット①:面接官にとって新鮮なエピソードになる
メリット②:面接官に響く要素がなんとなくわかる
メリット③:GDのこなし方が上手くなる
メリット①:面接官にとって新鮮なエピソードになる
長期インターンが就活で有利に働く理由1つ目は、面接官にとって新鮮なエピソードになるから。
これはあくまでも「学生時代頑張ったこと」として長期インターンを語る場合という制約はありますが、面接官が興味を持ちやすい話になるので、印象に残りやすいかなと。
というのも、面接官は1日に複数の就活生を面接しており、その大半が「サークル活動の新歓で〜」「アルバイトの接客で〜」といったサークル/バイト話を投げ込んでくるから。
その点、長期インターン経験者はまだ少数派ですし、企業によって業務が大きく異なるので、同じ長期インターンの話題でエピソードに被りがないのです。
長期インターンのエピソードに中身がなければそれまでですが、きちんと難易度の高い業務をやり遂げているのであれば、印象に残りやすい&高く評価されやすいと感じました。
メリット②:面接官に響く要素がなんとなくわかる
長期インターンが就活で有利に働く理由2つ目は、面接官に響く要素がなんとなくわかるから。
面接経験者の方はわかると思いますが、面接官は「困難だったことをどう乗り越えたの?」「関係者をまとめ上げるために何をしたの?」などと質問を飛ばしてきますよね。
こうした質問はただ純粋に気になったから聞いているのではなく、その回答を通して皆さんの思考や能力を測ろうとしています。
長期インターンを経験していると、「現状整理→課題特定→優先順位付→施策検討→実施運用」などのビジネスにおけるフローがインプットされていると。
そうなると「この面接官はちゃんと問題を構造化できるか試しているんだろうな」だったり「優先順位を決める際に特定要素の重み付けがきちんとできるか聞きたいんだろう」などと、質問の意図が理解できたりします。
そんなわけで、的外れな回答をする可能性がグッと減るということもあり、就活で有利になるのかなと。
メリット③:GDのこなし方が上手くなる
長期インターンが就活で有利に働く理由3つ目は、GDのこなし方が上手くなること。
長期インターンをしていると、日々先輩とのディスカッションや会議を重ねることになります。
そうした日々のトレーニングのなかで「状況を整理するコツ」「アイデアを出すことに対する抵抗感のなさ」が身に付いてくるのかなと。
GDに慣れていないor就活慣れだけしている学生は「無理に司会をやろうとする」「ただ時間を管理するだけ」「無駄に論破してくる」などしてしまいがち。
みな「自分をアピールすること」ばかりに目がいってしまっており、ディスカッションの本質である「拡散→収束→結論」を忘れています。
長期インターン経験者はその点、「結論を出すために自分は何をすれば良いのか」がわかっているので、こなし方が上手くなるのかなと。
長期インターンが就活で有利に働く理由は3点。
1点目は、面接官にとって新鮮なエピソードになるから。2点目は、面接官に響く要素がなんとなくわかるから。3点目は、GDのこなし方が上手くなるから。
長期インターンは就活を有利に
以上、この記事では長期インターンをやる意味・メリット、就活で有利に働く理由について解説してきました。
決して「長期インターン経験者」という箔だけで就活が有利に進むというわけではないので、ご注意を。
長期インターンを通して何も学んでいなければ、「変に意識高くてビジネスをちょっと齧っただけで満足している痛いヤツ」と面接官に見透かされてしまうので。
長期インターンの上手な探し方は、【経験者が語る】長期インターンの探し方はこれだ!おすすめサイトもにまとめていますので、長期インターンをやってみたい方はぜひ。
それでは。
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