大学生にとって「第二のアルバイト」とも言える、給料が出る長期インターン。
長期インターンを検討されている方のなかには、実際どれくらいの給料が貰えるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
上記のような思いを抱える方に向けて、この記事では「長期インターンの給料事情」をご紹介します。
2社で実際に長期インターンをしていた筆者が語るリアルなお話ですので、きっと参考になるはず。
ぜひ参考にしてください。
長期インターンの給与形態・リアルな給料
Contents
長期インターンの給与形態
まずは長期インターンの給与形態について。
長期インターンの給与形態は、大きく分けて下記の3つに分類されます。
長期インターンの給与形態
- 時給型
- 月給型
- 完全成果報酬型
(1)時給型
長期インターンの給与形態1つ目は、時給型。
アルバイトと同じく、「1時間働いたら1000円もらえる」といった時間給が設定されており、労働時間が長ければ長いほど給料が高くなるシステムです。
長期インターンを採用している企業のほとんどがこの時給型であり、オーソドックスな給与形態と言えるでしょう。
ただ、どれだけ成果を出したとて、劇的に給与総額が跳ね上がることはないというデメリットも。
長期インターンはアルバイトと違って、社員と同等の業務をこなすこともあるのですが、そうした場合でも、社員より格段に低い給与で甘んじて受け入れなくてはなりません。
(2)月給型
長期インターンの給与形態2つ目は、月給型。
多くの社会人と同じように、「1ヶ月働いたら20万」といった契約で働く給与体型です。
社会人だと「週5勤務」がオーソドックスですが、流石に学生である長期インターン生は週5で行くわけにはいかないので、「週3~4で○万」といった契約のよう。
まとまった金額が手に入るのは嬉しい点ですが、大学にありがちな「この2週間は学園祭だからシフト入れない!」みたいな変更が効かないのがデメリットかなと。
時給型でインターン入社したのち、交渉で月給型に移っていくパターンもあります。
(3)完全成果報酬型
長期インターンの給与形態3つ目は、完全成果報酬型。
歩合制とも呼ばれますが、自分が出した成果の分だけ給料が増えるシステムです。
「契約一件獲得で〇〇円」などと金額が設定されており、高いパフォーマンスを出せる人間であれば相当の金額を稼ぐことができると。
ただ、入社したてで成果が出せない頃は無給で働き続けなければならないほか、うまく成果が出せない場合は、「時給でもらったほうが儲かっていた」なんてことも。
また一部の長期インターンでは「時給型/月給型」+「成果報酬」といった組み合わせが設定されていることも。
もともと成果報酬が設定されていない長期インターン先でも、成果をゴリゴリと出していれば交渉の余地もあるので、成果を出した際にはぜひ交渉をしてみてください。
長期インターンでボーナスはでる?
企業の社員と同じような仕事をこなすことになる長期インターンですが、基本的にボーナスはでません。
外資系投資銀行の長期インターンなど、桁違いに社員が稼いでいる企業などではボーナスが出ているケースもあるようですが、ほとんどのインターン先はそんなに資金面で余裕がないので、まずあり得ないかと。
筆者の長期インターン先のリアルな給料
つづいては、長期インターンのリアルな給料事情について。
筆者が実際に長期インターンをしていた2社に加え、インターン内定がでていた別企業2社の給料を例にご紹介します。
給料を紹介する長期インターン先一覧
長期インターン先A:金融系ミドルベンチャー
長期インターン先B:人材系スタートアップ
長期インターン内定先C:コンサル系スタートアップ
長期インターン内定先D:テック系ミドルベンチャー
長期インターン先A:金融系ミドルベンチャー
まずは筆者が実際に長期インターンをしていたA社の給料について。
この会社は大手証券会社のメンバーを中心に構成されている金融系ミドルベンチャーで、別会社からスピンアウトする形で設立されたため、資金力は潤沢な方でした。
長期インターンは合計3名で、全員がマーケティング部に配属。
オウンドメディアのグロースを目標に、記事作成やリサーチ業務をこなしていました。
そんな長期インターン先Aの給料は「時給1000円」と、超普通。
長期インターン先B:人材系スタートアップ
つづいては筆者が実際に長期インターンをしていたB社の給料について。
この会社はVCから資金調達を受けてはいるものの、創業間もないということもあり売り上げも立っておらず、資金はカツカツな状態でした。
長期インターン生は合計7名採用されており、オウンドメディアのグロースや営業など、幅広くこなす「総合職」といった感じ。
業務内容自体は社員と同じようなことをやっていましたが、時給は当時の最低時給「958円」でした。
長期インターン先C:コンサル系スタートアップ
つづいては筆者が内定辞退をした長期インターンC社の給料について。
この会社は中小企業を対象とした経営コンサルティングを提供しているのですが、スタートアップということもあり資金はカツカツ。
長期インターンはコンサル職1名・ライター職2名が採用されており、コンサル職の給料は「時給1100円」でした。
長期インターン先D:テック系ミドルベンチャー
つづいては筆者が内定辞退をした長期インターンD社の給料について。
AIによる業務効率化サービスを手がけており、当時業績が急上昇中のため資金面にも余裕がある会社だったと記憶しています。
長期インターンは3名採用されており、全員が新規得意先への営業職。
時給は1000円でしたが、経験次第で2000円程度まであがるほか、獲得した契約数に応じて成果報酬が設定されていました。
(参考)友人の長期インターン給料
最後に、筆者の友人で長期インターンをしていた4名の給料を参考までにお伝えしておきます。
友人の長期インターン給料は下記の通り。
先輩A | 時給1200円(金融メディア運営) |
---|---|
友人B | 時給1100円(就活メディア運営) |
友人C | 時給3000円(外銀) |
後輩D | 時給2000円(中小企業コンサル) |
外銀の長期インターンと中小企業コンサルが頭ひとつ抜けていますね。
ただ、先輩Aと友人Bは筆者の長期インターン先給料と同じくらいの金額感です。
まとめ:長期インターンのリアルな給料
以上、長期インターンのリアルな給料を合計8社分ご紹介してきました。
長期インターンの給料は基本的に「1000円〜1500円」と、アルバイトと同じくらいの金額感。
ただ、選考難易度の高く、難しい業務をこなす長期インターン先では2000円をオーバーする企業も出てくると。
長期インターンの給料は要チェック
以上、この記事では長期インターンの給料事情について説明してきました。
アルバイトと変わらないレベルの給料しか得られない企業もあれば、高時給+成果報酬で多額の給料が貰える企業もある長期インターン。
せっかく長期インターンをするのであれば、高い給料の企業にいた方がモチベーションもあがると思うので、長期インターン先を探す際には、給料をきちんと見ておきましょう。
長期インターンを給料で絞り込むことができるサイトは複数あるのですが、個人的に47都道府県の求人情報が掲載されている日本最大のインターンシップ総合サイトインターンシップガイドがおすすめです。
ぜひチェックしてみてください。
それでは。
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