自己分析

自己分析は本当に”意味がない”のか?いらない派の就活生へ反論を

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選考対策に直結しないがゆえ、「意味がない」と評価されることもある自己分析。

 

もっとES対策に時間を割きたいし、自己分析はいらないかな
本当に自己分析って意味あるの?効果実感しないんだけど

 

上記のような思いを抱える就活生に向けて、この記事では「自己分析の意味」をご紹介していきます。

筆者も就活当初は「自己分析なんてそんなにいらないでしょ」と思っていた一派だったからこそ、この記事の説得力も増すはず。

ぜひ参考にしてください。

この記事を読めばわかること

自己分析に意味があると言えるワケ

 

自己分析”意味がない派”の言い分

まずは簡単に、「自己分析なんて意味がない!」と考える”いらない派”の主張を見ていきましょう。

筆者が就活初期の頃、「自己分析なんて意味がない」と考えていた理由は下記の通りです。

 

自己分析なんて意味がないと考えていた理由

  1. 自己分析は、内定獲得に直接効果的ではないから
  2. 自己分析は、時間をかけたところで得られる発見が少ないから

 

higma
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補足説明します。

 

(1)自己分析は、内定獲得に直接効果的ではないから

「自己分析なんて意味がない!」と考える”いらない派”の言い分1つ目は、自己分析は内定獲得に直接効果的ではないから。

企業の選考フローは「ES+WEBテスト→GD→面接」。

自己分析に時間を割くよりも「ES対策」や「面接対策」に時間をかけた方が、内定を獲得する可能性が上がるのでは?というのが自己分析いらない派の主張です。

自己分析が関係しそうな「志望動機」も、伝え方を工夫すればなんとかなりそうだし、やっぱり自己分析に時間をかけるのはナンセンスなんじゃないの?と考えていることでしょう。

だからこそ、自己分析いらない派は「意味がない」を考えていると。

 

(2)自己分析は、時間をかけたところで得られる発見が少ないから

「自己分析なんて意味がない!」と考える”いらない派”の言い分2つ目は、自己分析は時間をかけたところで得られる発見が少ないから。

自己分析はよく「幼稚園から今までの人生を振り返れ!」と言われているけれど、そんな過去を振り返ったところで何が変わるんだというのが、自己分析いらない派の主張。

過去の思い出を振り返るだけで、結局「あの頃はサッカー頑張っていたな」とか「受験大変だったな」くらいの感想しか手に入らないし。

 

就活サービスが「自己分析をやるべき意味!」みたいな感じで紹介しているけれど、ゆーてそんなにメリットないでしょ。

 

上記のような考えから、自己分析いらない派は「意味がない」を考えています。

ポイント

自己分析意味ない派は「内定獲得に直結しない」「時間をかけたところで大きな発見はない」という理由から、自己分析がいらないと考えている。

 

自己分析”意味がない派”が誤りなワケ

以上、自己分析に意味がないと考える”いらない派”の主張をご紹介してきました。

昔の自分が恥ずかしくなるほど稚拙な考えで震えが止まりません。

ここからはそんな自己分析に意味がないと考える”いらない派”が間違っている理由をご紹介します。

 

自己分析意味がない派が誤りなワケ

  1. 間接的に、内定獲得に大きな影響を及ぼすから
  2. そもそも、内定獲得が就活のゴールではないから

 

higma
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補足説明します

 

(1)間接的に、内定獲得に大きな影響を及ぼすから

自己分析に意味がないと考える”いらない派”が間違っている理由1つ目は、間接的にではあるものの、内定獲得に大きな影響を及ぼすから。

確かに、自己分析はES対策やWEBテスト対策と比べて、直接的に内定獲得に影響を及ぼすことはありません。

一方で、自己分析は文字数制限のあるESで説得力や熱のある文章を書くことや、面接官にすんなり納得してもらえるトークにつながります。

というのも、自己分析は「過去の経験を振り返ることを通して、価値観・得意なこと・すきなこと」を正しく言語化する作業だから。

 

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自己分析に効果がないと考えているかたは、得てして自己分析の目的を捉え間違えています。

詳しくは自己分析とはなにか?目的・必要性を就活に向けて丁寧に解説!を参照してください。

 

自己分析をすることで、過去の経験から裏付けられた自身の性格や能力を、端的に伝えることができるようになります。

そうなると、時間制限や文字数制限のある選考においても、要点のみ端的に表現することができますし、ファクトをベースに主張を展開しているので非常に説得力があると。

自己分析いらない派は、こうしたベースとなる材料を整えないまま、話し方のテクニックだけを鍛えている悲惨な状態です。

 

higma
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カレーの作り方はものすごく勉強しているけれど、肝心の具材がなにもないといった感じ。

 

(2)そもそも、内定獲得が就活のゴールではないから

自己分析に意味がないと考える”いらない派”が間違っている理由2つ目は、そもそも、内定獲得が就活のゴールではないから。

内定をまだ獲得していない就活生は、ついつい「内定至上主義」になってしまい、内定を獲得できるならばなんでもOKといったスタンスになりがち。

その結果、本当は自分が好きなことや得意なこと、やりたいことをねじ曲げてまで、企業の求める人物像にあわせるような対策をしてしまいます。

 

内定獲得したあとに、ちゃんと考えれば良いでしょ。

 

筆者もまさしくそのように考えていたのですが、それでは遅いのです。

なぜなら、本当は興味のあった業界をみすみす見逃す事につながるから。

ここで理解を深めることができるよう、筆者のエピソードをご紹介しましょう。

 

筆者の就活エピソード

就活開始当初、総合商社に憧れていた筆者。

高年収で見た目も爽やかなOBOGに惹かれ、せっせと総合商社内定にむけて対策を進めていました。

SPIテストセンター対策にも膨大な時間をかけ、総合商社のインターンやセミナーにも参加。

OBOG訪問も五大商社あわせて50人以上実施するなど、対策に大量の時間をかけた結果、無事に内定を獲得する事に成功。

ただ内定獲得後、冷静になって考えてみると「商社マンらしい海外営業」よりも「内勤として頭をつかう業務」に興味が傾いていること気がつくと。

また、海外でインフラ開発やトレーディングをするよりも、インターネットサービスで生活を改善する方が面白そうと感じることが発覚。

結果、商社は辞退し別の業界に進むも「もっとIT業界も見ておけばよかった」と後悔する事に。

 

以上、筆者の後悔エピソードでした。

何が言いたいかというと、内定を獲得してから考えるのでは遅いのです。

限りある就活時間のなかで、1つの企業の内定を獲得するためにはかなりの時間を要しますし、他の業界に割くことができた時間を削る事になってしまうから。

 

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自己分析をきちんとしない”いらない派”でも内定を獲得することはできるでしょうが、就活の本来のゴールは「自分がやりたいことをやれる環境に入る」ということ。

 

やりたいことが何かを理解できていないと、貴重な就活時間をロスする事にもなりますし、就職後に後悔する可能性が高くなってしまいます

だからこそ自己分析を通して、やりたい仕事をきちんと理解しておかなければならないのです。

ポイント

自己分析に意味がないと考える”いらない派”が間違っている理由。それは自己分析は間接的にではあるものの、内定獲得に大きな影響を及ぼすから。また、就職後に後悔しないためにきちんと「やりたい仕事」を就活生の頃から見極める必要があるから。

 

自己分析に意味はある!

以上、この記事では自己分析に意味がないと考える”いらない派”に向けて、「自己分析に意味がある理由」を解説してきました。

一見、選考対策に役立ちづらいと思えてしまう自己分析ですが、実は小手先のテクニックを学ぶよりも遥かに重要なものであることを理解いただけたでしょうか。

ぜひ、自己分析にじっくりと時間をかけて、後悔のない就活をしていただきたい。

効果的な自己分析のやり方についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

それでは。

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マスコミ業界で磨耗している20代社会人。 就活では総合商社・外資IT・外資コンサル・日系コンサル・飲料メーカーから内定獲得。日系大手企業の内定を、最小の努力量で獲得するためのミニマルな就活メディア「サクシュー」を運営しています。
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